goo blog サービス終了のお知らせ 

事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

「タイタンの戦い」Clash of The Titans (2010 WB)

2010-06-08 | 洋画

Clashofthetitansmedusaface01 映画はなるべく早く特集して、と読者からリクエストされながら、結局は(三川イオンシネマでは)公開が終了してからお送りすることになってしまった。すんません。

最終週になぜ見ることになったかというと、それは娘が熱狂的なギリシャ神話オタクだから。どうやら図書館の本でギリシャ神話の世界観にふれてしまい、耽溺しているらしいのだ。

「ギリシャ神話というと……ゼウスとか?」

「そう」

「ポセイドンとかプロメテウスとかのあれか」

「アフロディーテとかナルシスとかのあれ」

行き帰りのクルマの中で延々と有名なエピソードを解説してもらう。というかもう止まらない。

「ちょっと待て。そりゃ不条理じゃないかいくらなんでも。それって誰が悪いんだ?」

神話には日本人にはなじめないような不道徳な話が(日本の神話もたいしたものだが)。

「ヘラ(ゼウスの妻)かなぁ。でもゼウスが浮気するのがよくないのよね」

「その話のオチはないんじゃないか?どうしてそうなったんだ?」

「ヘラが嫉妬したから」

なんでもかんでもヘラかいっ!どんな女房なんだヘラって。ということでこの映画もヘラが激怒しそうなお話。なにしろゼウス(リーアム・ニーソン)は、惚れた既婚女性のベッドにしのびこむために、亭主に化けたりするのである。最低。そりゃ、そのときにできちゃった半神半人であるペルセウス(サム・ワーシントン)は父親を軽蔑するって。

 まあストーリーの不条理さはともかく(ラストでペルセウスが、アンドロメダに対して行う選択は納得)、問題は3D。三川がいつまでも3D上映に踏み切ってくれないのでイライラ。でも、最初から新技術を開発して3Dのために撮影された「アバター」と違い、この作品はコンピュータで後処理して3D化したものなので、2Dで見ても十分かも。まあ、シネコンの大画面で見るには最適の映画でした。

「ところで、人間と神のバトルのお話なのに、なんで『タイタンの戦い』なんだ?」

「あ。」

神話オタクにも、この謎は解けないのでした。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする