その3はこちら。まさか4号もカモシカのネタで行くとは。
カモシカ、その辺に普通にいますよ~
初任校ではよくグラウンドに遊びに来てました。初めのころはそれなりに騒いでいたのですが、だんだんとお互いに慣れてきて、私が作業を近くでしていても、等距離(5mくらいかな)を保って普通に草を食んでいました。
ちなみに、管理している敷地内で、カモシカの死体を発見した場合や怪我をしたカモシカを発見した場合は、なにせ天然記念物のために正式に届け出るとえらい手間がかかるので……(以下自粛)
ほらね!やっぱり内陸地方ではカモシカはめずらしくもなんともないのだった。
さて、酒田のカモシカ騒動については、その後も笑えるネタがいろいろと伝わってきた。
・獣医が撃った麻酔弾が命中したのは4発目。
・カモシカを封鎖したときに公用車同士が接触してしまった。
……知ってどうする、ってネタですが(笑)。特別天然記念物だから、猟友会などは撃つことができず、医療行為としてしか射撃することができないのだろう。
カモシカを食べるって犯罪的行為(はっきりと犯罪です)が、どれだけ行われているかは気になるところ。先日ウチの学校に来た元教師は、へき地5級の学校にいたときに一度食べさせてもらったことがあるそうだ。
「猟師はよ、熊撃ちに行って、獲物がないときはついでにカモシカを撃ってくるんだ」
と驚愕の証言。
「ま、ナイショだけどよ。」当たり前だ。
読者のなかにたまたま『卒論がカモシカ』というヤツがいたので聞きただした。
「正直に言え。ほんとは、食べたことあるだろ」
「ないってば。」
「ホントか?」
「だって死骸は全部、医学部にまわってそこで焼却処分されるんだ」
わたしは心に刻み込んだ。“食ってるのは医者”と。