事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

「マッチポイント」Match Point(’05 米・英・ルクセンブルク)

2008-09-20 | 洋画

Matchpoint  うーん。微妙だ。野心家のテニスコーチが資産家の娘と売れない女優の間でゆれうごいて……オーソドックスなミステリ。ぬるい「罪と罰」か。スカーレット・ヨハンソンを実にいやらしく撮っていて、監督ウディ・アレンのお楽しみがどこにあったかはよくわかる。ラストの切れ味はおみごと。この試合、引き分けとみた。

ほんと、おじさんたちはヨハンソンに弱い☆☆☆

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「栄光一途」雫井脩介著 幻冬舎文庫

2008-09-20 | ミステリ

30952696犯人に告ぐ」でブレイクした雫井のデビュー作。体育会系探偵シリーズ第一弾。ドーピングのどこが悪い、という惹句は看板に偽りあり。主人公が薬の提供元であるトレーニングジムに忍び込むあたりは必然性に乏しい。たとえ彼女が柔道の世界選手権金メダリストだったとしても。でも読ませる。

ヒロインに柔ちゃんをイメージしてはいけない。読む気なくすし☆☆☆★★

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「奇術師の密室」リチャード・マシスン著 扶桑社ミステリ

2008-09-20 | ミステリ

Nowyouseeit 変装、をキーワードにするのはミステリとして微妙。瓜二つの姉弟という設定も、双子と中国人を登場させてはいけない、というミステリ上のタブーにふれている。でも、とにかく面白いっ!なにしろ語り手が植物人間という設定は泣かせます。マシスンはスピルバーグの「激突!」や、隠れた名作「ある日どこかで」の原作者でもある。

ウチのマジシャン教師にプレゼントしました☆☆☆★★★

……で、このマシスンはウィル・スミスの「アイ・アム・レジェンド」の原作者でもある。しかしあの映画は(-_-)

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「アンフェア」(’06 関西テレビ)

2008-09-20 | 事務職員部報

2 原作秦建日子 脚本佐藤嗣麻子 主演篠原涼子

 連続ドラマを毎週観るという習慣を失って随分になる。ワンクールまるまる完走することはまずない。ごひいき宮藤官九郎の作品にしたってオンエア時には何週か見逃しているし。まあ、その原因はご想像のとおり酒飲みで、録画をよく頼んでいた前の同僚からは「なんで木曜日になるとそんなに飲みが入るんですか」と呆れられていた。とりあえず早くハードディスクレコーダーを買えってことですよね。はい、よくわかりました。

「アンフェア」のオンエアは火曜日。そんなに酒を飲んでいたわけでもないのに、一回も観ていない。部員から評判を聞きつけて例によってディスクで一気に片付ける。いやータイトルどおり卑怯な手を使いまくり。出演者にも最後まで真犯人を知らせなかったようだが、それにしたって無茶だろあの犯人は(笑)、だいたい犯行現場が……なーんて話でリアルタイムで観ていれば盛り上がることができたわけだ。なるほど。とりあえず早くハードディスクレコーダーを……

06年10月24日付事務職員部報「払いたくない」③より。
まさかあの“真犯人”が、これほどの人気者になるとはねー。
映画版には失望。いずれ特集します。

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