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事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

天引き その5

2007-12-12 | 学校事務職員

Onmyoji2 この金融系引き去りも、考えてみれば

・金融側にとっては、不在の多い教職員を何度も学校に訪ねたり、自宅に夜集金に行くよりは、いつも職員室や事務室にいる事務職員に引き去ったうえに預かってもらう方がナンボか楽。

・職員側にとっては、一度受け取った給料袋から現金を銀行員にわたすより心理的にOK。おまけに簡易保険のように割引きになるとくりゃ。

・事務職員側にとっては、前回お伝えしたように引き去り事務はある、保管のリスクは負う、額が違ったりやったのやらないののトラブルをかかえることになる、いいことは何にもない。

……第一、こんなの仕事じゃなくて単に好意でやっていること、に過ぎないのに、まわりはそれを当然のことと受け取るわけだから、事務職員の職務確立にマイナスな以上に教員たちの社会性の無さを助長するだけだ。

 では現在はどうだろう。給与振込の導入と同時に引き去りは一気に整理され、簡易保険は学生協一括引き去りによって割引きも利便性も保障されている。万々歳……なんだろうか。鹿児島の事例と同じように、わたしたちの常識の方が鈍磨している引き去りってないだろうか。

 たとえば『旅行積立』。職員旅行は確かにたのしい。日頃謹厳実直な人間の意外な姿を知ることで、職場の生活があたたかなものになる傾向は確かにあるだろう(その逆もあり)。でも、いまさら同じ職場にいる人間たちと旅行なんかかます時代だろうか。

 たとえば『忘年会』。職員旅行にしてもそうだが、わざわざ遠出までして一泊の忘年会、何でやんなきゃならない?主婦職員にしてみれば家庭を離れるいい機会だの朝食を作んなくてもよくて一泊は最高!という意見もわからないでもない。でもさあ……わたしは前の中学校ではそのことごとくをつぶして来たのに、小学校では一泊遠出志向が堅固で、いかんともしがたい。わたしが特別に個人主義者だというならともかく、若い世代には拷問だと受け取る向きもあるらしい。考え直す時期だよなあ。

 さて、ひとつオマケ。山形県教職員共励会のこと。管理職のほぼ全員が加入していて、校長会、教頭会のいずれにも分掌として『共励会担当』がいるというこの強力な組織はいったい何だろう。この組織のおかげで山形県教職員の退職手当の振込先に、“山形県の大番頭”山形銀行をおしのけて殖産銀行(当時)がシェアトップにいるという不思議。管理職の天下り先として貴重なのはわかるけれど、新給与システム稼働時に、給食費の電算引き去りは学校事務職員がさんざん要望してもかなえられなかったのに、共励会だけはこっそりコードを獲得していることからみても、その強さは並大抵のものではないんだろう。

Onmyouji_2  でまた事務職員もこいつを組織化しつつあるわけなんだけど……どうなの?ひとつの金融にリスクもかえりみず、しかも自己責任、ペイオフの時代に逆行しつつも加入するメリットっていったいなんなんだ?おそらく反論たくさんあるんだと思います。論破してくれ。

画像は「陰陽師」(’01 東宝)
 おっとこれはいい。東宝の映画だけがヒットする寡占状態がすすんでいるが、野村萬斎を引っぱりだせただけでもこの映画化は成功。ワイヤーを使ってひらりと跳び上がり、着地した瞬間、二本の指で呪を唱える萬斎のかっこよさったら!
でも夏川結衣はミスキャスト。あの役はもっと病的な女優にやらせるべきだった。
若いときの岩下志麻とか、一番痩せているときの宮沢りえとか(笑)☆☆☆★★★

→2007年現在、夏川結衣がまさかこれだけいい役者になるとは!

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天引き その4

2007-12-12 | 学校事務職員

Swordfish そうだ。そういえばそうだった。給与引き去りといえば、肝心のことを忘れていた。いわゆる“金融系”。銀行関係の変な控除である。

 新採のとき、ある職員の引き去り明細に「しあわせ会」とあるのを不思議に思ったことがある。

「あのぉ、なんすかこの“しあわせかい”ってシャレみたいなやつは。」本人に直接きいてみるしかない。わたしの前任者は入れ替わりに退職していたので。

「あーこれはやー、山形相互銀行の積立。給料日に取り来っど思うさげよろしぐたのむー」あ、そうなんだ。事務職員てそういうサービスもするもんなのか、とそのとき刷り込まれる。

 ん?当時(1982年)はまだ山形相互銀行だった現山形しあわせ銀行は、前からしあわせを名乗ってたのか?相互銀行が第二地銀として一斉に改名したのは平成元年なのに……ホームページをのぞいてわかった。社是が「しあわせづくり」なんだって。ちなみに殖産銀行の社是のひとつは“役職員の幸福に資する”。わかるけど言葉の使い方まちがってないか(笑)。

 他にも、その殖産銀行(旧殖産相互銀行)のおなじみ山形県教職員共励会の引き去りがあり、郵便局は簡易保険があった。これをいちいち事務職員が給料日に引き去って金融の外勤職員に渡してたんだから思えばサービス満点。

Swordfish2  それどころではない。わたしは簡易保険の掛金を職場でまとめると7%だか10%割引きになる制度を守るために(たしか15人キープしなきゃいけなかった)、某中学校時代、学区の小学校も組織化して割引きが該当になるように“集金”までしていたのである(笑)。

 今思えばとんでもないことをしてたわけ。でもメリットもあった。学校を訪れる銀行員たちは、まず例外なく憂鬱な思いを胸に秘めているわけだが(教職員は態度が尊大、いつ行ってもいない、恩師を中心に攻めるものだから低姿勢は崩せない、学校はお茶がまずい……)、学校事務職員も同類だという嗅覚(あんたもつらいんでしょ?)がそうさせるのか、そのことごとくと仲良くなれるのである。おかげで金融関係の事情には一気に詳しくなることができた。荘内銀行と殖産銀行の合併が破談になったころなど、同じ日に相手側の銀行の壮絶な悪口をお互いから聞くこともでき、おおいに参考にはなったし。

 ちなみに、わたしが乗っている黒いゴルフⅢを中古で買うときも「いちばん条件のいいクルマを紹介してくれた金融に積み立てする」という入札もどきを行い、結果として労働金庫に決定。ありゃ、ひょっとしたらオレがいちばん尊大で嫌われてるか?

※普銀転換のとき、“しあわせ銀行”は全国で思いっきり笑われた名前だが、万が一破綻したときは『しあわせ破れる』とか報道されるんだろうな。でトマト銀行が合併すれば『トマト喰われる』か(笑)。

→2007年、さまざまな経緯がありつつも殖産銀行としあわせ銀行は統合され「きらやか銀行」になっている。どっちが食ったのか食われたのか。そのあたりは判然としない。くわえて、なんとなんと郵便局がまさかあんなことに……。

Berryswordfishu10 画像は「ソードフィッシュ」Swordfish(’01 米)
 開巻からジョン・トラボルタのどアップ。しかも70年代銀行強盗パニック映画の名作「狼たちの午後」Dog Day Afternoonの話を、銀行強盗をやりながら得々と話すという人を食ったシーンから始まる。マトリックスを超えた、と噂のSFXはさすがだし、確かに面白い。でもこのご時世にあのラストはまずくないか?あの事件の前にアメリカでの公開は終わってたからいいとして、日本公開を延期しようって話は出なかったんだろうか。ま、知ったことじゃないんだけどさ(笑)。今見るとヒュー・ジャックマンハル・ベリーのおかげでオールスター大作。しかもあのハル・ベリーは脱ぎまくりです!
          トラボルタが出ていればどんな駄作でも観ることをここに誓います☆☆☆★★

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天引き その3

2007-12-12 | 学校事務職員

Copu さて、鹿児島の事例だが、これはすごいよなー。職員の同意もへったくれもなく、60年間引き去りっぱなし。しかも天引きした電話料を一般会計に計上していたんだからこりゃ確信犯だ。おまけにその額700万円とくればこれは確実に職員から“吸い上げ”ているとしか言いようがない。笑ったのは川内市の「使った分の自己申告の額を給与から控除している」という事例。こんなにまでして意地でも控除しなけりゃならない風土っていったい……。ん?でもそれじゃあ酒田はどうなんだろ。毎月私用電話料を袋に入れて教育委員会に外勤で送ってるんだけど(あ。そういえばここ4ヶ月ぐらい送ってないなあ)、その先はどう処理されているんだろう。まさか一般会計に……こんどきいてみよう。

それにしても、だ。この53才の職員が問題にするまで、60年間誰も文句を言わなかった市職員たちもどうかと思う。どんな経緯でこの引き去りが始まったのかは知らないけれど(鹿児島市が職員について性善説をとっているか性悪説をとっているかすら判然としない。50円で私用電話かけ放題かぁ、ととる読者もいたし)ま、そんなもんかな、で過ごしてきたのだろう。天引きの怖さはここにもある。“最初から引かれてあるもんだからそいつが手取りと妙に納得してしまう”こと。これが総務あたりが毎月現金で徴収して歩くのならもっと早く問題化したろうに。

同じことが税金にも言えて、源泉徴収の件は年末調整の時期に情宣でやるけれど、サラリーマン全体が“なんとなく(税金について)納得してる”のはこの制度のせいなわけで、これが全員申告して同じ額を一気に納付することになったら、さぞや税金の使い道についてもっとシビアになってくれるだろう。このままサラリーマンが寡黙なタックス・ペイヤーでいることは、この国のためにならないって。

Atg108 と、話を大きくしなくても、この鹿児島市の職員、たいしたアジテーターである。どう考えても地元紙にチクったのはこの旦那だろうし、給料と期末勤勉手当の受け取り拒否なんてタクティクス、今までのどんな労働組合も考えつかなかったんじゃないか。考えついてもやれるわけないけどさあ(笑)。おかげで全国紙から注目され、この流れだと天引きも中止されるだろう。やるなあ。いったいどんな人なんだろう。かなりつき合いづらいタイプだろうとは思うけれど、若い職員から相談されたことで一念発起したというのが本当だとすれば、こりゃー本物の薩摩隼人なのかも。いやまさか(笑)。

画像は「戒厳令」(ATG ‘73)
 これはデンゼル・ワシントンが出るやつではなくて、アートシアターギルドが傑作を連発していた頃の暗ぁい“政治映画”。こーゆーのが趣味なんだ。悪いか。
 ラスト、二二六事件に連座して処刑される北一輝(三国連太郎)に、憲兵が「先に処刑された連中は『天皇陛下万歳』と叫んで死んでいったぞ。君はそうしないのか」と訊くと、「私は、死ぬ前に冗談は言わないことにしている」と答える。
脚本別役実。監督吉田喜重(奥さんの岡田茉莉子が製作)。近頃こんな映画、誰も作ってくれないもんなあ。

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天引き その2

2007-12-12 | 学校事務職員

Mummy  山形県の学校の場合、天引きは長いことこんな形でやってきた。

1.給料日ごろに山形県学校生活協同組合から【重要書類】として電算で引き去りされる所属控除の明細が送付される。生協のお買い物や団体扱いの保険料、そして組合費等がコンピュータで打ち出されている。よけいな話だけど新採のとき、私はこれの存在の意味がわからず、ほっぽり投げていて給料日にあせりまくった。

2.この書類は2部複写になっていて、事務職員はその学校における給食費だの職員クラブだの旅行積立だのを手書きで記入。電算打ち込み部分との合計も記入。

3.その合計を給与報告の際に所属控除金報告書として教育事務所に提出。各職員の引き去り合計と電算引き去り+現金引き去りの合計が合わないのは事務職員としてまことにはずかしいこととされていた(わたしは何度もありましたー)。

4.翌月の給料日、電算引き去りの部分がすでにさっ引かれた給与が各校の給与口座に送金され、学校においては手書きの部分を事務職員が処理する。

5.職員には給与の明細書とは別に例の2部複写の控除明細のうち1部が給料袋に入れられて「あんたの今月の引き去りはこんだけ」と“周知”したことになる。鹿児島の人事課長が「給与明細を受け取る際の受領印で了解を得ており、周知されている」と言い訳したのはこのことを指しているのだろう。あるいは給与明細に直接『私用電話料』として印字されているか。どっちにしてもムチャだけど(笑)。

Mummy2  現在は新給与システムになって、共通項目だの所属控除だのでもっとスマートに引かれるようになっていて、“なんでも共通項目派”である私は、控除の金を現金でおがむことはすくなくなっている(このへんは事務職員じゃなきゃわかんないよな)。でもまあ、基本的には前とおんなじ。

 給与振込が導入される当時に話題になったのだが、たしか北海道の教職員組合が所属控除の反対運動をかつてくりひろげたらしい。
何でだ?わたしはほんとうに分からなかった。わかい頃はこれもサービスの一環、と学年費まで明細書に書き込んで引いてやったりしていたのである。

でも今ならわかる。“天引き”は明らかに他人の給料袋に手をつっこむ行為だし、50円事件のようにその引き去りにキチンと同意を得たのか、という前提がうやむやなままに事務職員が引き去るとすれば、これは事務職員が給与にたいして傲慢になっているか、単に不感症になっているということじゃないだろうか。

あ、そうか。『こんなものいらない-転出書類篇』で、いつもわたしが破り捨てているともらした、職員から事務職員へ提出させる所属控除金控除依頼書って、こんなことのためにあったんだなあ……今さらよけいな事務を復活させようとは思わないんだけどさ。傲慢。

それからもう一つ。このテの徴収金って、学校事務職員が不正を行う際にもっともねらいやすい性格の金らしい。職員クラブとか旅行積立とかね。むかぁし、女房にわたす給料の額をごまかすために、事務職員にたのみこんで変な控除をやってもらった教員の話をきいたことがあるけれど、そんな小細工、一歩踏みだせばそこは横領の世界。くわばらくわばら。

画像は「ハムナプトラ2 黄金のピラミッド」The Mummy Returns (米 ’01)

Mummy3 思い切りテキトーな脚本、ノー天気な役者たち。主人公のバカな義兄は「ザ・ハリケーン」で、妻は「スターリングラード」でそれぞれシリアスないい演技を見せていたのだが。でもそんなことを責めても仕方がない。これはとにかくSFXのためにドラマが奉仕する映画なんだから。前作よりもずっと面白かったし、私は許す。

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天引き その1

2007-12-12 | 学校事務職員

    50円に怒!市職員が給与受け取り拒否

     鹿児島市の男性職員、「私用電話料」の天引きに不服
Shakespeare_in_love  給与から毎月一律50円が「私用電話料」の名目で天引きされていたことを不服とした鹿児島市の男性職員(53)が、6月分からの給与の
受け取りを拒否していたことが6日分かった。この職員の天引きは既に中止されているが、天引きの根拠についての市側の説明に納得していなかったという。

 鹿児島市によると、天引きは同市の大半の職場で60年近く前から行われている。男性職員は昨年3月、天引きの中止と、天引きをする根拠の説明、過去の天引き分の返還などを求め同市公平委員会に申し立て、市はこの職員の天引きは中止した。

 公平委員会は今年1月、過去の天引きについては合理的理由があるとして返還要求を棄却したが、根拠の説明は認めた。上司がこの職員に過去の経緯などを説明したが納得せず、6月分からの給与と期末勤勉手当などの受け取りを拒否しているという。
-夕刊フジ 2002年8月6日-

……いやー久しぶりに本日のお題シリーズにぴったりのネタ。突っ込みどころのあまりの多さによだれが出る。

 もっと事情が知りたかったので地元の南日本新聞のサイトにも入ってみた。6月7日付でこの問題がどのように始まったかが説明してある。

 鹿児島市が毎月一律50円」私用電話料天引き中止を
                                 -職員、公平委に改善要求

Shakespeare  鹿児島市の職員給与から私用電話料名目で毎月一律50円が説明のないまま天引き(控除)されているとして、同市職員(52)が控除をやめるよう市公平委員会に申し入れた。市側は「各課の総意で職員が了承して払っている」としているが、控除の経緯などは不明で、全庁的に数十年続いているらしい。携帯電話が普及するなか、控除の是非をめぐって論議を呼びそうだ。

 同職員が求めているのは私用電話料の控除中止や控除の根拠の明示のほか、過去の控除分の領収書発行か採用時にさかのぼった全額の返還。公平委は職員の不利益などを審査する機関で3月末、改善を申し入れた。

 同職員は「携帯電話を使っている若い職員から、おかしいと相談があった。職場がかわる時も控除の説明はなく、賃金の搾取に当たる可能性がある」と主張。2月以降、使った電話代は自主申告して払っているという。

 市によると、職場での私用電話料は利用の有無にかかわらず、大半の課で毎月一律50円を職員給与から控除、一般会計や特別会計の歳入にあてている。だが、控除の経緯や金額の根拠は分かっていない。予算計上を確認しているのは1961年以降で、本年度一般会計の計上額は約700万円。現業職や医療職、臨時職のほか市長ら三役は控除がない。

 市側は緊急時の通話のほか公私の区別をつけられない電話もあるとしており、松元幸博人事課長は「給与明細を受け取る際の受領印で了解を得ており、周知されている」と話している。

 公平委の新西洋一事務局長は申し入れについて「(職員と市側で)話し合うしかない」という。ただ個人的な意見として「全職員に波及する問題なので、今後控除をどうするのか、何らかの方向付けが必要だろう」としている。

 私用電話料をめぐっては鹿児島県内の自治体で対応が異なっており、県は「公衆電話があり控除していない」、川内市は「使った分の自己申告の額を給与から控除している」という。
________________________________________

Thumb_mov ……二つの記事には時期的な相違点があってよくわからない部分もあるのだが、事実関係を追っていくと、

1.この男性職員に若手の職員が天引きはおかしいのではないかと相談を持ちかける(どうもこれ、ホントかなあ、という気もするが)。

2.男性職員はこの相談をうけて、市の公平委員会(この存在もよくわからない。おそらく関係の仲裁が当初の設立理由なのではないかと思う)に申し立てを行う。

3.鹿児島市はこの職員の私用電話料天引きを中止。男性職員は自己申告による私用電話料の支払いを開始。

4.公平委員会、男性職員の返還要求を棄却。同時に根拠の説明を認める。

5.委員会の裁定をうけて、上司がこの職員に過去の経緯を説明。

6.この時点で地元紙に記事が載る。

7.男性職員、上司の説明に納得せず、給与と期末勤勉手当の受け取り拒否開始。

8.全国紙にこの経緯が掲載される。

……たかが50円の話に何を大げさな、と言われそうだが、こいつはかなり大きな問題をはらんでいる。

 給料袋に手を突っ込む『天引き』という作業の罪深さと、そしていつの間にかそのことに何の疑問も抱かなくなってしまう公務員(に限らないが)の鈍感さである。
大分析は次号。ご意見お待ちしています。

画像は「恋におちたシェイクスピア」Shakespeare in Love (米 ‘98)
 どうにもこの映画とは巡り合わせが悪く、何度もレンタルしてはそのまま返していた。グゥイネス・パルトロウにどうしても魅力が感じられず(ブラッド・ピットはなんでこんなブスに惚れたんだ?と思っていた)、おまけに権謀術数渦巻く「エリザベス」のようなタイプならともかく、恋愛劇としてのコスチュームプレイって、うーん、なんか面白くなさそうじゃないですか。シェイクスピアには英文和訳でさんざん苦しめられてきたし。

 どっこい近年のアカデミー賞受賞作のなかでは唯一(笑)の傑作と言われるだけあって(「アメリカン・ビューティー」は途中でギブアップした。あれ、どこがいいんだ?)これは良かったなー。シェイクスピアってきっとこんな奴だったんだろうと思わせる作劇と、脱ぎっぷりのいいグィネスにはまいってしまいました。私、脱いでくれる女優さんは大好きです(キッパリ)。

コメント (2)
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