喜♪きりん

人が苦手なのに何故か販売員をしてる人の日々あれこれ

映画化か~

2008-08-06 21:07:56 | weblog 2007~2008
「モリのアサガオ」が映画化するらしい。

コミックは持ってないけど、あの作品のために「漫画アクション」を立ち読みしたなあ。

裁判員制度がもうじき始まるし、執行が相次ぐ中、問題提起になる作品だとは思う。

ただ、正直後半は駆け足にストーリーが進んでいってしまった気がする。

主人公の親友の処刑当日から始まりその完了で終わらせたのはきっちりまとまっているんだけど、一番主人公が考えなければならない「親友を自分の手で(国家で)殺す」という重要エピがあっけなかった。

それまでのいろんな囚人のエピソードが重く辛いものばかりだっただけにがっかりだったなあ。

まあ、主人公の複雑な生い立ちが出てきた辺りから「何だかなあ」とは思ったけどね。

検事の一人息子で何不自由なく生活してきたのに、刑務官になったとたん悩み苦しむ。別にこれだけで良かった気がするんだよね。

実は養子で実の父親は処刑されていた。(冤罪)

こんなヘビーな境遇ってドラマチックすぎる。
囚人の日常や刑の実像をリアルに追求してきたからこそ、この設定はいらなかった。

冤罪は別の囚人でエピソードの一つとしてあったしね。

私個人が一番打ちのめされたのは星山の話。
あそこがあの漫画で一番心に来たところだと思う。
逆にいえばあそこを境にトーンダウンしていった気がするなあ。
話も丁寧だったし、初めて主人公が分かり合えた囚人だったから、その後の展開の衝撃度といったら・・・もう

彼(星山)の最後はほんとすごかった。読んで三日くらい立ち直れなかったもの。残像が焼きついてさあ・・・もし、映画で彼のエピを忠実にやるとしたらR指定は避けられないね。

興味のある方は3巻を読んで下さい。ただし、かなり辛いので気分の落ち着いている時がいいと思う。

で、映画だけど、主人公二人はもちろんだけど、星山と名前は忘れたけど主人公の父親の共犯者のキャストは実力派を持ってきて欲しいなあ。

とはいっても映画見に行くかわからないけどね。
【休暇】も怖くて見られないし、【ダンサーインザダーク】も最後のシーンは目をつぶってたからね。小心者なんです。(駄目じゃん)


あ、この漫画の連載中主役キャスト考えた事があったのを思い出した。

及川直樹(刑務官)・・・錦戸○
渡瀬満 (囚人)・・・・森山○来

これどうでしょ。二人とも関西人なのがいいし、及川は泣きの演技、渡瀬はあの光のない目がぴったりだと思うんだけどなあ。あ、岡田君でもいい。
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