喜♪きりん

人が苦手なのに何故か販売員をしてる人の日々あれこれ

逆方向

2021-02-08 19:46:07 | ある役者の喪失(20207月19日~2021年7月19日)
つらいな・・・つらすぎる
でもきっと迎えに来てくれると思う。
その時は𠮟って欲しい、そして強く抱きしめてあげてほしい。
お互いずっと求めていたと思うから。
この事で変な憶測が広まらないことを願う。
ご冥福をお祈りします。



今日姉と話していて言われた一言

「生きててほしかったよね」

私はそんなことは言えない。
だって生きてたらこんなに向き合うことはなかった。
悲しい気持ちはある。何でってずっと思ってる。
でも言えない。
言えるのは彼をずっと応援してきた人達、彼の周りにいた人達
いなくなってからファンになった自分とは違う。

彼ととともに年を重ねてきた人達は背中を見失っているけれど、私は振り返って逆方向に進んで今がある。道の途中で違う方向にいかなかっただけで、自分だって陰謀論に嵌っていたかもしれない。だけど過去は変えられない、出来事も発言も、真実が明かされて塗り替える事が出来ても過去は消えない。だったら受け止めるだけだ。一緒に歩いてきた人達と自分は違う。彼女らは春馬君に触れることが出来ても、過去を辿っているだけの自分はその世界に入ることはできない。だから見てるだけだ。彼が一歩進む度に残されてきた日々を見るだけだ。

彼を愛し作品を愛して共に歩いてきた人達の手にはその時のリアルな喜び、切なさ、怒り、悲しみといろんな思いも持っている。自分はどんなに作品を買ったって見たって聞いたって手にすることが出来ない宝物だ。全然別方向を歩いてきて今更彼や彼の周囲に入り込もうなんて虫が良すぎる。
だから彼が選んだ道を否定は出来ないし、しない。何を言ったって自分のエゴでしかないから。

にわかの卑屈?そうかもしれない。
でもリアルに体験をしてきた人とそうでない人との間にあるアクリルガラスは強硬。ガラスの向こうで彼を失って絶望している光景にガラスを無理やり割って入る事は出来ない。

いなくなった存在を泣きながらも前に進む人たち、動けなくなった人達、その世界から出て別方向に進んだ人達。
永久に入ることも並ぶことも出来ずに自分は逆方向に進み続ける。彼女らが落とした思い出の欠片も拾うことが出来ずに。
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