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瑞雲院 上京区


写真は、門前。

瑞雲院は千本今出川を上がったところにある浄土宗寺院で、境内に股三寶荒神尊がお祀りされています。

アクセス
千本今出川の北側で、市バスの千本上立売が最寄の停留所です。
千本上立売の停留所で下車し、進行方向に約15m進んだ左手に瑞雲院の表門があります。

1594年に創建され、享保の大火(西陣焼け)で焼失しています。
通常は非公開の寺院で、御朱印もしておられません。

表門を入ると、正面に本堂、右手に庫裏があります。
以前は左手に荒神堂があり、股三寶荒神尊がお祀りされていました。
節分の際には火伏せ札が授与されていましたが、2016年5/2の火災でお堂は消失。
荒神尊像も修復中であり、現在節分のお札の授与は中止しておられます。

また境内の墓地には江戸時代の画家 横山華山と華渓父子の墓があるそうです。

2019年1/26、「そうだ 京都、行こう」の年はじめ阿弥陀如来めぐりで、本堂内にお参りしました。
本堂の正面から入ります。
内陣中央には本尊の児如来(ちごにょらい)こと、阿弥陀如来像がお祀りされています。
こちらの阿弥陀如来像は、あどけない顔立ちと肩まで生えた髪が特徴です。
児如来には伝説があります。
近江高島の長者には3歳の男児がいましたが、ある日行方不明になります。
悲嘆にくれる両親のもとに旅の修行僧が現れます。
事情を聞いて童形の阿弥陀像を刻み、この像に念仏を怠らなければ必ず子に再会できると言いました。
そして9年後、旅僧が美濃の国で12歳になった男児を発見し、無事に両親のもとに戻ることができたということです。

内陣の左の脇壇には地蔵菩薩像が、右の脇壇には阿弥陀三尊像がお祀りされていました。

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