彦根の歴史ブログ(『どんつき瓦版』記者ブログ)

2007年彦根城は築城400年祭を開催し無事に終了しました。
これを機に滋賀県や彦根市周辺を再発見します。

『江戸のイメージの変化』講演聴講報告

2010年04月09日 | 講演
『ひこね市民大学講座2010 歴史手習塾』
セミナー1「新しい江戸イメージ」
の第1回目の講座として『江戸のイメージの変化』と題された講義が開かれました。

講師は『新選組!』『篤姫』『龍馬伝』などの時代考証をされている大石学先生。

講演の内容は、『篤姫』や『龍馬伝』の時代考証をされている大石先生らしいドラマの映像を含んだ『龍馬伝』の考証のお話や、明治維新は官僚革命でもあったというご自身の説を含んだお話が含まれ、新しい江戸時代の風景を見せていただきました。

特に管理人が面白かったのは、
武士は、武器を持ちながらも“槍の穂先、銃の銃口さえもが丁寧に鞘に包まれているのは、平和時に、なんなれと武器を人の目に曝すことを禁じている禁止命令のためだったのである”というドリルフ・リンダウの日本の話を聞かされた時でした。
「それなら、桜田門外の変で井伊家の家臣が刀に袋を付けていたのは当たり前の事だったのでは?」と彦根市民として最初に思いつく歴史事件で疑問もよぎりました。。


今は、江戸時代から続く日本型社会が変わりつつある時でもあるという言葉に、明治維新で封建社会が一新されたとのイメージが崩れるのも面白かったです。

歴史を考証し、史実とドラマの間の落とし所を見つけたり、新しい歴史の見方を感じさせて貰える講義でした。

来週は『江戸にもあった政権交代』とのタイトルでお話をされるようでうので、こちらも期待できますね。


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