中岡慎太郎関連の書籍はあまり多くはないのですが、『陸援隊始末記』を読んでみました。
固有名詞と漢字と、手紙などの資料が多くて、読みにくいです。
読み物としてもっとこなれていると読みやすいのですが、資料とかを読める人にとっては興味深い書籍だろうと思います。
中岡慎太郎個人の足跡を書いた物ではなくて、陸援隊関連の人物が多数登場します。
よくも、これほどの資料を集めたものだと感心します。
資料中心の本なので、近江屋で慎太郎と龍馬が殺害された場面などがどのように書かれてあるのか関心があったのですが、かなりあっさりと書かれているようです。
この事件の後に、『天満屋事件』が起こっています。
これは、近江屋事件の報復事件です。
近江屋事件の黒幕が『いろは丸事件』で海援隊に多額の賠償金を取られた紀州藩であると判断した海援隊と陸援隊隊士が襲った事件です。
この奇襲は、成功はしなかったようです。
『陸援隊始末記』では、寺田屋事件で、指に傷を受けた龍馬がお龍とともに、薩摩に新婚旅行に行くときに、その船に慎太郎も同船したというような事が書かれてあったような気がするのですが、これはほんとの事でしょうか。
慎太郎が、龍馬とお龍の仲人をしたというような話もあるのですが、これはほんとの事でしょうか。
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