権力を批判するのが、メディアの使命と言っているが、そのメディアそのものが世論をつくり、国民を洗脳する巨大権力になっている。いかにも、メディアは庶民の味方のふりをしているが、実は、メディアは、庶民の敵である。政治の世界ではメディアが政権を倒してきている。
メディアが権力の頂点ある。メディは、公正な報道をしなければならないが、一方向の報道しかしない。言論の自由、報道の自由とは、メディアの意向に沿ったものだけを報道する自由ではない。メディアの意向とは違っていても、公正に報道するのが言論の自由である。メディアこそ言論を弾圧している。
テレビ、活字媒体のメディアの意向に反するものは報道しない。集団的自衛権に反対する意見と、賛成する意見は、新聞紙上では、同じだけのスペースを割いて掲載するのが公正な言論の自由を体現するものであるが、集団的自衛権に反対する意見だけしか掲載しない。これは、言論弾圧ではないのか。
言論の自由とは、メディアの都合のいいことだけ報道する自由ではないのか。都合の悪い事を報道しない自由が言論の自由ではない。沖縄の普天間飛行場が作られた終戦直後の航空写真には、飛行場の周りにはほとんど民家らしきものは見られない。基地の周りに人が集まり町ができたのは事実。