きまぐれ日記

高知県室戸市の地域情報と写真などの趣味の話。時々エッセイ風に。

電子書籍は財産にはならない

2014年01月13日 12時30分41秒 | 本の話
書籍は、価格も1,000円を超えると、高いかなと思います。置き場所にも困ります。

できるだけ、安く書籍を購入したいと思う。

電子書籍を読むには、書籍が読めるタブレットなどの購入が必要になります。

スマートフォンでも読めます。しかし、画面が狭く、読みにくい。

キンドルを購入しようかとも思うのですが、Wi-Fiで接続する必要があります。

しかし、このWi-Fiの意味がよくわからない。

無線ランのことだろうが、どこに、無線ランがあるのだろうかと、探してみたが、室戸市には公衆無線ランが使える場所がない。

ということは、キンドルを買っても、使えないということになる。パソコンに無線ランのルーターを付ければいいということは、なんとなく、分かるのだが、無線ランを付けるとよけいな費用がかかりそうだ。

公衆無線ランが使える場所があれば、無駄な費用は使わなくて済む。

せめて、市民図書館、市役所は、公衆無線ランを使えるようにしてほしい。

公衆無線ランが使える場所が室戸市にあれば、キンドルのWi-Fiが使えるタイプのものを購入しようと思うのですが、今のところ、モノクロの3Gが使えるタイプしか使えない。

さらに、まだ、問題がある。

ほんとに、読みたい書籍が電子書籍化されていない。電子書籍は、買っても財産にはならない。

紙に印刷された本は財産になるし、図書館に寄贈ができる。

とにかく、公衆無線ランの使える場所を作ってほしい。




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『カツオ人間写真集』、1万部売れるか

2013年04月18日 13時58分11秒 | 本の話
気候的には、今頃が、一番いいようです。寒くもなく、暑くもなく。

ツバメが戻ってきているようです。

これから、気温が上がると、害虫の季節になります。

すでに、ムカデを見ました。

ダニよる感染で死亡している人がいるようですが、このダニは全国どこでもいるのでしょうか。

草の中にいるのか、家の中にいるのか、このダニが気になります。

目で見える大きさではないので、知らないうちに、ダニに噛まれている可能性もあります。

草むらの中を歩かないように注意すべきだろうと思います。

村上春樹の新作の『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』が発売7日めで、100万部を突破しました。

それに負けない人気が、『カツオ人間写真集』です。

今夜のNHKの夕方のニュース番組に登場するようですが、カツオ人間はしゃべることができるのでしょうか。

『カツオ人間写真集』がもし、1万分超えるとしたら、それは、村上春樹の『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』の100万部に匹敵するのではないかと思います。







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村上春樹の新作の発売日

2013年04月12日 10時07分23秒 | 本の話
今日も、少し風が強いです。気候が、一ヶ月以上前に戻っています。

こんな日ですが、今日は、村上春樹氏の新作の長編小説、『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』の発売日です。

大手書店では、お祭り騒ぎで、日付の変わる真夜中から販売しています。

『1Q84』から、3年ぶりの、長編小説です。春樹ファンは、待ちかねていたことだろうと思います。

室戸市の書店では、発売日には、手に入らないだろうと思い、アマゾンで予約しておきました。

すでに、昨日に発送されているので、本日、届くはずです。楽しみです。

すでに、50万部が発行されているようです。

かるく、100万部は超えます。

不思議なタイトルの本ですが、何かの謎かけなのでしょうか。

読めば分かるはずです。

すでに、徹夜して読了した人もいるのではないかと思います。

単行本は、高いのですが、村上春樹のおかげで、書店も出版社も活気づきます。

どの業界でもヒーローがいれば、消費は伸びます。

村上春樹は、純文学の作家としては、別格中の別格です。

だれか、有名な作家に、室戸市を舞台にした小説を書いてほしいものです。

室戸市を舞台にするなら、ミステリーです。






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『龍馬暗殺劇場』

2010年11月02日 10時11分57秒 | 本の話



龍馬伝も大詰めを迎えています。

龍馬・慎太郎暗殺に関する新事実がどこかに掲載されていないものかと思って、雑誌を買ってみました。

しかし、新事実というようのものはありませんでした。

龍馬が殺害されるべき理由はいくつもあったと思われます。

もっとも大きな理由を持っていのは、幕府側だろうと思われます。

薩摩にしても、紀州藩にしても、土佐にしても、あるいは、長州藩にしても、龍馬は疎ましい存在になっていました。

龍馬にはおとなしくしていてほしいというのが、薩摩にしても、土佐にしても、長州にしても、本音だったと思います。

実際に、龍馬暗殺に手を下したのは、龍馬暗殺には、もっとも大きな口実を持っていた幕府側でした。

下手人は、京都見廻り組でほぼ間違いないと思われます。

下手人の具体的な人数と、名前は、ある程度は分かっていのるですが、特定はできていない事にします。

大きな問題は、黒幕は誰なのかという事ですが、素直に考えれば、京都見廻り組を組織的に動かせる人物だとするべきです。

しかし、大政奉還後の、いうなれば、無政府状態の京都では、見廻り組にしても、新撰組にしても組織としてきちんと機能していたのでしょうか。

単純に、見廻り組を動かせる組織の上層部の人物が黒幕だったと言いきっていいのでしょうか。

というより、見廻り組が公務で、龍馬・慎太郎の暗殺を行ったとしたら、その指令は、組織の上層部から下されるものでるから、黒幕などいないわけで、謎もない事になります。

龍馬伝では、実行犯の配役も決まっています。

注目は、数々ある黒幕説の中からどの説を取るのか、あるいは、新しい説を登場させるのか、注目です。



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室戸市の二十三士

2010年10月08日 10時26分20秒 | 本の話



中岡慎太郎の生涯を書いた書籍はあまり多くは読んではいないのですが、松岡司著の、『中岡慎太郎』は比較的分かりやすいと思います。

しかしながら、ある程度は慎太郎の足跡が分かっていないと、分かりにくい部分もあります。

この書籍を読んで、以前には知らなかった事も分かりました。

慎太郎とは直接には関係ないのですが、野根山二十三士の中に、室戸市関連の志士では、羽根の最年少の檜垣繁太郎がいたという事は知っていたのですが、それ以外に、吉良川の庄屋の田中収吉という人物がいたという事は、はじめて知りました。

二十三士は、龍馬・慎太郎・武市半平太ほどには注目はされないのですが、後世に名を残した幕末の志士の中に室戸市出身の志士が二名いたとう事は、室戸市も、激動の幕末から決して、蚊帳の外ではなかったわけです。

吉良川の庄屋という事ですから、その子孫の方もいるのではないかと思います。

田中収吉の生家の跡があるのであれば、そこに石碑でも建ててほしいものです。




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『汗血千里駒』

2010年09月19日 10時12分52秒 | 本の話

龍馬の手紙が新たに確認されたという事です。

たぶん、龍馬の手紙だと思われていたものが間違いなく龍馬の手紙だと確認されたわけです。

それにしても、龍馬伝に合わせて、いろいろと、新たな発見とか、確認があるものです。

気になるのは、岩崎弥太郎の日記です。

弥太郎の日記にどんな事が書かれていのか読んでみたいのですが、弥太郎の日記の本は絶版になっているようです。

この日記に何か龍馬暗殺に関する重要な情報が書かれているのではないかとも思います。 

『汗血千里駒』は、元祖、『龍馬伝』というべきもので、明治時代のベストセラーです。

この小説によって、龍馬が一般に、世に知られる事になったわけです。

明治16年、高知県の、『土陽新聞』に連載されていたものが単行本化されたものです。

作者は、坂崎紫瀾で、岩崎弥太郎に龍馬の話を聞くという役で龍馬伝に登場しています。

この本は、現代語訳でダイジェスト版のような感じです。

史実と違う部分もあるし、登場人物の名前も実際とは違う者もあります。

さらっと読めます。

しかし、物足りない気もします。

物足りない場合は、『竜馬がゆく』を読めばいいでしょう。



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『平家伝説殺人事件』の平家の里は事実なのか?

2010年09月09日 09時33分44秒 | 本の話

テレビでは何度か放送はされているのですが、原作は読んだ事がなかったので、内田康夫の『平家伝説殺人事件』を読んでみました。

この作品は、西土佐村の藤の川が物語の舞台の一つになっているので気にはなっていました。

だいたい、こういうミステリーというのは、事件は都会で起こって、その被害者、あるいは犯人の郷里が高知県のある場所という設定が多いのですが、この作品もそういう設定でした。

西土佐村の藤の川で事件が起こって、そこに、浅見光彦が登場して、ドラマでも西土佐村の藤の川でオールロケーションをするのではないかと期待していたのですが、そんな事はありませんでした。

ドラマでは西土佐村藤の川でのロケはあったのですが、ドラマの全体の時間の中ではほんのわずかな時間でした。

西土佐村藤の川というのは、平家伝説の残る里という事になっているのですが、これはほんとの事でしょうか。

ネットで調べてもよくは分かりません。

作品のタイトルは、『平家伝説殺人事件』となっていますが、平家伝説とはまったく関係がありません。

平家伝説という事に惹かれてこの作品を読んだのですが、平家伝説とはまったく何の関わりもなかったのでがっかりしました。






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『陸援隊始末記』

2010年08月17日 13時25分57秒 | 本の話

中岡慎太郎関連の書籍はあまり多くはないのですが、『陸援隊始末記』を読んでみました。

固有名詞と漢字と、手紙などの資料が多くて、読みにくいです。

読み物としてもっとこなれていると読みやすいのですが、資料とかを読める人にとっては興味深い書籍だろうと思います。

中岡慎太郎個人の足跡を書いた物ではなくて、陸援隊関連の人物が多数登場します。

よくも、これほどの資料を集めたものだと感心します。

資料中心の本なので、近江屋で慎太郎と龍馬が殺害された場面などがどのように書かれてあるのか関心があったのですが、かなりあっさりと書かれているようです。

この事件の後に、『天満屋事件』が起こっています。

これは、近江屋事件の報復事件です。

近江屋事件の黒幕が『いろは丸事件』で海援隊に多額の賠償金を取られた紀州藩であると判断した海援隊と陸援隊隊士が襲った事件です。

この奇襲は、成功はしなかったようです。

『陸援隊始末記』では、寺田屋事件で、指に傷を受けた龍馬がお龍とともに、薩摩に新婚旅行に行くときに、その船に慎太郎も同船したというような事が書かれてあったような気がするのですが、これはほんとの事でしょうか。

慎太郎が、龍馬とお龍の仲人をしたというような話もあるのですが、これはほんとの事でしょうか。




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『湿地帯』 宮尾登美子

2010年07月13日 13時24分36秒 | 本の話

女流作家の作品は肌が合わなくて、あまり読む事はないのですが、宮尾登美子作品だけはいつか、読んでみなければと思っていました。

しかし、女一代記のような作品は抵抗があって読む気にはならなかったのですが、『湿地帯』はサスペンス物だということで読んでみました。

この作品は、昭和39年に高知新聞で連載されたものです。

当時は、松本清張の社会派ミステリーがブームになっていたようで、その影響で、宮尾登美子さんもミステリー物を書こうとしたのだと思います。

『湿地帯』は、確かにミステリーの要素はあるのですが、物語のメインストーリーは、東京から赴任してきた県の薬事課長の小杉と、人妻とのダブル不倫的な物語です。

ミステリーというよりは、純文学的要素が強くて、中途半端です。

殺害された、薬局の女主人の妹が犯人を捜すというスリーリーをメインすればすっきりしたと思うのですが、社会派のミステリーにしたいがために、小杉を中心にした不倫の物語になったのは陳腐な感じがします。

物語のメインストーリーではないカメラ店の経営者と大学の教授の話とかがあるのですが、この話がミステリーの伏線になっているかといえばそうではない。

ただ、このソネカメラという名前の写真店のモデルは、『カメラのキタムラ』だろうと思います。

宮尾登美子さんも、当時、カメラを持って撮影していたのでしょうか。

この物語は、松本清張の影響がはっきりと表れています。物語の中にも松本清張と思われる人名も登場します。

ミステリーというのは、かならず、偶然にどこかで誰かに出会ったりするものですが、その偶然の出会いがどうも不自然です。

なぜ、内原野で、小杉と人妻の晃子が会ってしまうのでしょうか。

物語としてはそういう設定にしないと物語にならないからだと思うのですが、あまりにも、唐突すぎます。

あれも、これも書きたいという欲張なエピソードを混ぜてしまったため、ミステリーとしては、面白いとは言い難い。

事件の陰には、女ありというのがミステリーの常道ですが、この作品も終盤ではある意味、どんでん返しがあります。

犯人としては全くノーマークの人妻の晃子が突如として、犯人の名乗りをあげて、自身は自殺をします。

二つの死亡事件の犯人は人妻の晃子だったのですが、この二つの事件は偶然の間違いによって、青酸カリを飲んだ事によって起きた事件ですが、あまりにも、都合のいい偶然です。

ミステリーには偶然は付き物ですが、あまりに、不可解な偶然です。

『湿地帯』は、ミステリーというよりは、よくありがちな不倫の物語です。

宮尾登美子さんは、松本清張の、『ゼロの焦点』のような作品を書きたかったのだと思います。

ゼロの焦点でも青酸カリが使われます。

青酸カリでの殺人は当時の流行だったのでしょうか。

『ゼロの焦点』でも、犯人は、女性です。

事件の陰にはやはり女性がいます。


女とは、こんなにも恐ろしいものだということです。




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中岡慎太郎を知る本

2010年06月09日 13時05分28秒 | 本の話

中岡慎太郎関連の書籍で手に入るものは数が少ないようです。

この本は10年以上前に買って、いつか読もうと思っていたのですが、なかなか読む気にはなれませんでした。

今年は龍馬伝の年なので、これを機に読もうと思いました。

ページの紙は黄色く変色しています。

今年になって、新しい版の本が二巻に分かれて発売されています。

この赤い表紙の講談社の文庫本はページ数が760ページを超えています。

読むのにけっこう時間がかかりました。

漢字と固有名詞が多くて、こういう漢字の多い本は読みづらい感じもするのですが、中岡慎太郎の足取りを知るにはうってつけの読み物だと思います。

この書籍は、どの程度史実に基づいているのかは分からないですが、『龍馬がゆく』のようなものだと考えればいいと思います。

登場人物が多く、龍馬に負けず劣らず、慎太郎の交友関係がいかに広かったのか分かります。

この物語は、慎太郎が土佐を脱藩して、長州に向かうところから始まります。

ほとんど、慎太郎は、長州人とともに行動をしているようなものです。

慎太郎の信念は攘夷であり、そして、討幕です。

慎太郎のこの信念は基本的に、近江屋で暗殺されるまで、変わっていなかったのではないかと思います。

慎太郎のこの信念と、龍馬の信念とは相反するものがあったように思います。

龍馬の場合は、ひとつの方向性に固執することなく、誰かが言った事のいいところと、また別の誰かが言った事のいいところを取って、臨機応変に新しいアイディアを考える、いうなれば、いいとこ取りのハイブリット的考え方をしていたようです。

とにかく、慎太郎は、よく動きます。

船を使い、馬を使い、足を使い、九州の太宰府から京都まで、時間をむだにせずに、動きます。

インターネットも、電話も車も飛行機もなかった時代には、情報が伝達するには時間がかかりました。

だからこそ、正確で速い、情報の伝達が必要だったと思います。

めまぐるしく情勢が変わる幕末はある意味、情報戦だったともいえます。

正確に、速く、情報を伝えることによって、先手、先手の策略を図ることができたわけです。

龍馬もよく動いているのですが、それよりも、はるかに慎太郎は動いています。

慎太郎はいうなれば、諜報活動と、遊説をしながら、西へ東へと動きまわっていたような感じです。

慎太郎に関して少しでも、知識のある方はこの本は面白く読めると思います。

この本で、気になるのは、慎太郎のしゃべる土佐弁です。

『ほたえな』という言葉と、『たかで』という言葉がよく出てくるのですが、『ほたえな』はいいとしても、『たかで』という言葉は土佐弁ではあまり使わないのではないかと思います。

他の地方の方言と土佐弁が混じっているような気もします。

慎太郎が、龍馬に呼びかけるときに、『龍馬どん』と言うのですが、土佐弁では、『どん』などという言葉は使いません。

九州の方言をわざと使ったのか、そのところは分かりません。

他にも慎太郎関連の書籍で手に入るものがあるので、読んでみておこうと思います。






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