きまぐれ日記

高知県室戸市の地域情報と写真などの趣味の話。時々エッセイ風に。

存在しない風景

2012年10月24日 09時44分07秒 | 風景写真



桐野伴秋さんの室戸ジオパークの写真が大きく、今朝の高知新聞に掲載されていました。

高知県の自然写真といえば、やはり、四万十川とか、山とか、海の写真が中心になります。

昨夜放送された、『遅咲きのヒマワリ』も舞台は四万十川でした。

室戸岬を舞台にしたオールロケーションのドラマとか映画を製作してほしいものです。

『遅咲きのヒマワリ』は、仁淀川付近でロケが行われた、高知放送製作の、『カゲロウの羽』になんとなく、映像の空気感が似ていました。

桐野さんの写真は、加工していて、実際の色とは違うのですが、レタッチはどこまで許されるのでしょうか。

観光写真の場合は、合成は、NGだと思うのですが、色のコントロールはOKなのでしょうか。

掲載している、天の川の画像は、2枚の写真の合成です。

室戸岬灯台の向こう側に天の川が見える絵を撮りたかったのですが、実際には、こういう光景は見られません。

合成写真なら、実際に存在しない景色も作れます。

風景写真は、基本的には、そこには存在しない景色は撮れないわけで、相手任せです。

人間の意志で、はそこには存在しない風景は撮れません。



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皆既月食を撮影

2011年12月11日 13時16分06秒 | 風景写真

2011年 12月10日午後9時50分頃



2011年 12月10日午後10時5分頃




2011年 12月10日午後10時33分頃



2011年 12月10日午後10時44分頃



2011年 12月10日午後11時8分頃




昨夜の皆既月食を撮影してみました。

ボディは、ソニーα700。

レンズは、トキナー300F2.8+ケンコーテレプラス2倍。

三脚は、ハスキー3段。

テレコンをつけて、レンズの焦点距離は、35ミリ換算で、900ミリ。

これでも、月は画面の中ではあまり大きくは見えません。

月食は、午後9時42分頃から始まりました。

左下から、月が地球の陰に入って、満月から、だんだんと欠けていって、午後11時過ぎには、月が地球の陰に隠れて、不思議なオレンジ色から赤い月になりました。

月の撮影は、露出が難しくなります。

満月の時のデータは、ISO200、F8、1/500秒。

月は意外に明るいので、露出をオートにすると、白飛びします。

月が半月になる頃までは、このデータで、露出は問題ないと思います。

基本的にRAWで撮影するので、多少アンダーでも問題はありません。

三日月になったころから、シャッタースピードを1/100程度から1/25くらいにして、オレンジ色の月になった時には、ISO200、F8、1/2秒から1秒です。

皆既月食の撮影は初めてだったので、露出がどの程度か分からず、モニターで確認しながら撮影したのですが、α700にはライブビューが付いていないため、夜の撮影はとても不便です。

月が天頂に近くになると、ファインダーを見るために、ものすごく窮屈な姿勢になります。

それに、大口径の重いレンズをほとんど垂直に近い状態にすると、間違いなくぶれます。

いくら、ハスキーの3段でも、この撮影には無理があったようです。

300ミリF2.8のレンズより、もっと軽いズームレンズのほうがよかったかも知れません。

4272×2848ピクセルの元の画像を3600×2500ピクセル程度に、トリミングしています。


それをブログ用にリサイズしています。


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中秋の名月

2011年09月13日 10時18分50秒 | 風景写真



昨夜は、中秋の名月でした。

月を撮ってみました。

大気中に水分が多くて、雲も少し出ていて、条件的にはあまりよくはありませんでした。

夜中には、雨が降っていました。

月は、空気の透明度が高くなる冬に撮影するのがいいだろうと思います。

月の大きさは、太陽と、見かけの大きさは同じです。

だるま朝日・夕日を撮影するように、超望遠のレンズを使います。

といっても、とても古い、シグマの170-500ミリのズームレンズです。

最低、35ミリ換算で、600ミリ以上の望遠レンズを使用しないと、月は小さくなります。

だるま朝日・夕日を撮影している方は、600ミリF4とか、800ミリF5.6とか、300ミリのF2.8とかの、高価なレンズを使用しています。

600ミリ、800ミリの大口径レンズは100万円超えます。

だるま朝日・夕日の撮影は、特殊で、費用がかかります。

超望遠レンズには、大型三脚を使用して、リモートレリーズも使用します。

絞りは、F8くらいです。問題は、露出です。

月は、測光モードがマルチパターンで、そのまま撮ってしまうと、露出オーバーになります。

月が白くなります。

マイナス3EVくらいの補正をしたのですが、それでも露出オーバーになったので、マニュアルで露出を決めました。

だいたい、ISO200で、F8、1/400秒くらいでした。

ホワイトバランスが難しいのですが、基本的には、太陽光でいいだろうと思います。

ホワイトバランスが難しい時は、RAWで撮れば、あとで、露出、ホワイトバランスも調整できます。

月だけですと、天体写真のようになってしまうので、月のまわりに、星を描きました。

星は、フォトショップでオリジナルブラシを作りました。




【ストックフォトサイト】
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気嵐もどき

2011年01月30日 10時19分18秒 | 風景写真

連日冷え込んでいます。

こんなふうに冷え込むと、冷え込んだ時にしか見られない光景が見られます。

その一つが気嵐です。

海面から水蒸気が立ち上る現象です。

この現象はどういう条件の時にできるのかは、はっきりとしないのですが、おそらく、川の河口付近で見られるのではないかと思います。

東洋町の野根川の河口付近で見られる事があるのですが、絵的にはあまりよくはありません。

漁船がいると、なんとか絵にはなるのですが、そういう機会はほとんどないと思います。

野根まで通い続けるというのも、簡単にできる事ではありません。

室戸市では、ほんとに稀ですが、気嵐もどきが見られる事があります。

室津川の河口付近から奈良師海岸あたりに、気嵐らしきものが見られることがあります。

気温が低くなって、前日の夜に雨が降って、さらに大気が冷やされた時に見られるのではないかと思います。

今シーズンの冬は、気嵐が見られる確率は高くなると思います。

太陽が登り始めると気嵐は消えてしまいます。


それでも、気嵐らしい雰囲気の写真を撮る事ができました。





【写真販売サイト】
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東洋町野根名留川の桜

2010年04月10日 09時48分38秒 | 風景写真









桜の撮影というのは、タイミングが難しいです。

満開の時期に撮影するのがベストですが、なかなか時間を作るのが難しい。

でも、どうしても撮影したい桜があったので、早朝に行って撮影しました。

場所は、東洋町野根の名留川地区です。

東洋町の野根といえば、野根川沿いの桜ですが、その桜は散り始めていました。

しかし、もう少し奥の名留川の桜はまだ散り始めてはいませんでした。

ここの桜は本数は少ないのですが、いかにも日本の原風景らしい桜景色が撮れます。

田園があり、遠くには山並みが見えます。

この場所の桜をわざわざ見に来る人は少ないだろうと思います。

地元の人にとっては、わざわざ撮影するほどのことのない桜なのでしょうが、他の場所では決して見ることのできない桜景色が撮れます。

数は多くはないけど、桜並木の背景には、山並みが見え、そして、道路の手前には水田があります。

その水田に桜が映りこみます。

池とか、湖に映りこむ桜というのはネット上でも見たことはあるのですが、水田に映りこむ桜というのは見たことはありません。

日本の原風景というべき桜景色の撮れる場所です。

田園風景が広がり、流鏑馬が行われる春日神社があり、古き良き昭和の香りが漂う小学校のあるこの名留川地区は、映画のロケにはうってつけだろうと思います。   



明日は、いよいよ、『内原野つつじ祭りモデル撮影会』です。

天候が微妙です。

午前中は曇りで、午後三時からは弱い雨となっています。

予報通りだとすると、撮影会の間は雨は降らないということです。ほんとに、予報通りになってほしいものです。

天気も心配ですが、明日、内原野に行けるかどうか心配です。

明日の朝に幸運が訪れて、参加できることを願うのみです。


ただ、撮影の準備はいつも通りにしておきます。





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御田八幡宮の桜

2010年04月08日 09時45分53秒 | 風景写真










桜景色が続きます。

と言っても、室戸市では桜景色が少なくて、少ない中から、何とか絵になる場所を捜して撮影しました。

この場所は吉良川の町並みの御田八幡宮です。

ほんのわずかしか桜の木はありません。

しかも、桜の勢いもあまりありません。

それでもなんとなく桜の咲く境内の感じはあるかと思います。

桜でも花でもポートレートでも同じですが、背景が大切です。

背景に人工物が多くあると絵的にはよくありません。

桜にふさわしい景色を追い求めて、今年も、ほんの少しだけ撮っているので、掲載していきます。





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青空を背景にした山桜

2010年04月07日 09時29分37秒 | 風景写真

桜はまわりの環境も含めて桜です。まわりの環境がよくない場合は、桜のきれいなところだけを撮ります。

そういう撮り方をするとどこの桜なのか分からなくなります。

青空を背景にして、山桜のきれいなところだけを撮ってみました。

こういう撮り方をすれば、桜の名所でなくても桜の撮影はできます。




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西山台地の桜

2010年04月06日 10時29分32秒 | 風景写真

あまり絵的には、適していないのですが、室戸市近辺の数少ない桜を少しずつアップします。

この桜は、西山台地に咲く山桜です。

この絵の狙いは、池に映りこむ桜のイメージですが、実際には、池には映りこみません。

一本だけでもていいですが、池に映りこむ桜があればそれだけで絵になります。そんな桜がどこかにあるでしょうか。

桜は、桜の咲く環境も含めて、桜景色です。

しだれ桜を見たいのですが、室戸市の近辺では見たことがありません。

自然にはしだれ桜は咲いてはいないのだと思います。

しだれ桜の苗木は1万円もしないようなので、どこかに一本でもいいから植樹してほしいものです。

100年後くらいには、そのしだれ桜が桜の名所になることでしょう。





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浮き船現象

2010年02月07日 09時48分53秒 | 風景写真

イメージ通りのだるま朝日を撮ることができずに、あきらめきれず、どの位置から昇るのか確かめるために、東洋町の白浜に行ってきました。

水平線には厚い雲があって、海から昇る朝日は撮ることはできません。

とにかく、どの位置から出るのかデータを集める目的で行ってみました。

津波避難用のテラスの上からだと、2月7日現在では、テラスの西側の端の位置からでも、朝日は、西側の島のさらに西側から昇るので、この場所から撮影するのであれば、おそらく、2月2日ころが限界だろうと思えます。

ただし、テラスから下に降りて、さらに西の方に移動すればまだ島の間から昇る朝日は見られるのではないかと思います。

昨年の、『だるま太陽フォトコンテスト』で、特選なにった作品は、2月12日に撮影しているので、少なくとも、あと5日は撮影できるはずなのですが、テラスの下から撮影したのでは、5日後には、左側の島に朝日が隠れるはずだと思います。

とすると、国道の橋の上あたりから撮影したのではないかと思われます。

テラスの上から撮影するのであれば、1月末日までに撮影したほうがいいでしょう。

このポイントから撮影されたものはすでにだるま太陽フォトコンでは入賞しているので、同じようなものを出品しても入賞は期待できません。

何か違ったアングルで撮るとか、船が通るとか、そういった要素が必要になると思います。

しかしながら、だるま朝日の撮影ポイントとしては、高知県東部ではもっとも絵になる場所なので、ここだけは、イメージ通りのだるま朝日が撮れるまで、通ってみたいとは思っています。

ただし、カメラマンが何人かいると撮影スペースがなくなるので、できれば誰もいない時にこっそりと撮りたいものです。

画像はかなり沖を通る船が水平線から浮き上がって見える、『浮き船』現象です。

こういう冷え込んだ朝には大きなだるまになります。

野根川の河口の、『気嵐』」が見られるのではないかと期待したのですが、見ることができませんでした。



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だるま朝日の撮影は修行

2010年01月24日 10時02分19秒 | 風景写真

だるま朝日の撮影は、まるで、修行のような感じがします。

遠くまで早朝に撮影しに行っても、今日もだるま朝日は見られず、明日も見られず。

そういう日々が続くと、気力が失せてしまいます。

よほど、時間的余裕と、何が何でも撮るんだという精神力がないと、だるま朝日の撮影などできません。

だるま朝日の撮影は、虚しく、悲しく、悲哀を感じます。

絶対に、だるま朝日の撮影はお勧めしません。

もし、撮りたいと思うなら、修行をするような覚悟が必要です。

天気がいいと思ったら、撮影ポイントに必ず出かける必要があります。

ふつうに暮らしている人は仕事があるから、天気がいいからといって早朝にだるま朝日の撮影に出かけることはできません。

仕事を犠牲にしてでも撮るのだという覚悟が必要です。

これから写真撮影を始める方は、まず身近にいる家族を撮ってください。

そして、祭り、イベント、花などを撮ればいいでしょう。

レンズは、18-250と、マクロレンズがあればほとんど何でも撮れます。

百万円もする高価なレンズで、だるま朝日を撮ろうなどと思わないでください。

修行僧のような気持ちになって、4年間通い続けたポイントで、今朝撮った画像です。

島の間から昇るだるま朝日を狙いました。

構図は完璧ですが、だるまは雲で隠れました。

4年間通い続けてもこの程度のものしか撮れないということは、まだ修行が足りないということでしょう。

かれこれ、だるま朝日は10年以上も撮っています。

10年以上撮影を続けて、分かったことは、ポートレートの撮影ほど楽しいことはないということです。

ポートレートは撮られたほうも、単純に、今の自分を残すということにおいては、楽しいだろうし、撮る方はもっと楽しいです。


このポイントでは、1月と11月に撮れます。

1月の撮影は今日で終わりにします。


11月に撮りに行くかは未定です。その時期にまだ写真が撮れる環境であれば行ってみたいと思います。



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