幕末の最大のミステリーといえば、龍馬・慎太郎暗殺です。
明治になってから実行犯が自白しています。
それが、そのまま真実のことを語ったものかどうかは疑問も残るようですが、研究者の多くは、京都見廻り組の誰かが、(具体的な氏名まで、特定している研究者もいます)実行犯だと判断しています。
明治になってからの実行犯の証言(捏造の可能性もあり)が記録として残されていることを考えると、常識的には、龍馬・慎太郎の暗殺の実行犯(下手人)は、見廻り組みの誰かであると判断するべきでしょうが、100パーセント断定はできません。
かりに、下手人は、見廻り組みだとして、背後に『黒幕』がいたのではないかという説もあります。
それで、黒幕は誰なのかということですが、私的には、まだ、判断できません。
画像の書籍も参考にして、10月頃には、自分なりの推理をしてみたいと思います。
暗殺をする場合は、動機があるはずです。
複数の人物(藩・幕府)に、龍馬・慎太郎暗殺の動機はあったように思われます。
そして、龍馬・慎太郎が暗殺されて、もっとも、利益を得たのは、土佐藩の後藤象二郎と、岩崎弥太郎です。
もしかして、後藤象二郎と岩崎弥太郎も龍馬・慎太郎の暗殺に何らかの形で関係していたという可能性もあります。
再来年の大河ドラマの『龍馬伝』では、岩崎弥太郎の目を通した龍馬が描かれるようですから、岩崎弥太郎がどういうふうに描かれるか楽しみです。
岩崎弥太郎はかなりの『曲者』(くせもの)だったようです。
岩崎弥太郎が注目されるということは、安芸市の観光客が増えることが予想されます。
それを見込んで、安芸市では『商い甲子園』が開催されます。
龍馬に関連して、当然、慎太郎も登場するはずですから、慎太郎の知名度も上がって、慎太郎関連の史跡を訪れる観光客も増えるはずです。
ふつうに、龍馬に会うといえば、桂浜の龍馬像を見に行くでしょうし、同じく、慎太郎に会うといえば、室戸岬の慎太郎像を見に行くはずです。
ところが、室戸岬に慎太郎の銅像があるということすら、知らない観光客は多いと思います。
室戸市としても、慎太郎をもっとPRして慎太郎の知名度を上げて、室戸岬の慎太郎像を見に来てもらえるような画策をするべきでしょう。
『功名が辻』に続いて、再来年は、再び、高知県が注目されます。この機会に慎太郎をPRするべきです。
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