きまぐれ日記

高知県室戸市の地域情報と写真などの趣味の話。時々エッセイ風に。

自画自賛 ④

2007年10月20日 20時52分50秒 | 絵の話

この絵は少し特殊な技法を使って描きました。特殊といっても、この技法を使って描いている方は多くいると思います。

簡単にいうと、写仏を逆にしたものです。通常、写仏は、元の仏様の絵の上に和紙を乗せて、筆で輪郭をなぞって、仏様を写し取るのですが、この絵の場合は、全く逆の方法で仏様をキャンバスに写し取ります。

元の仏様は、『聖観音』で、雑誌に付属していたものです。サイズはA4ほどです。そのままのサイズでは小さいので、F10号のキャンバスのサイズに合うように、拡大コピーをします。

元の絵を上下半分に折って、B4に拡大コピーをします。B4に拡大コピーした、上下半分の絵を合わせると、ちょうどF10号のキャンバスに収まるサイズになると思います。

その合わせた絵をキャンバスに写し取ります。どうするかというと、キャンバスにカーボン紙を乗せて、セロハンテープでしっかりと固定します。その上に拡大コピーをした仏様の絵を載せて、セロハンテープで、しっかりと固定します。

拡大コピーした仏様の輪郭をボールペンでなぞっていくと、『聖観音』をきれいにキャンバスに写し取ることができます。この技法は、こういう写仏だけではなくて、風景とか、人物の絵を描く場合にも、応用できます。

風景の場合は、全く目で見た縮尺で絵を描くことができます。風景の場合も、人物の場合も、元になる絵は、写真から起こします。写真を撮って、その写真をキャンバスの大きさに合わせて、拡大コピーして使用します。

油絵というと、厚塗りもできますし、薄く塗ることもできます。ただ、塗りこんでいくと、色が落ち込んで、発色が悪くなります。発色をよくするために、下塗りにアクリルカラーを使います。アクリルカラーで、下塗りをした上に同じ色の油絵の具を薄く乗せていきます。そうすると、発色のいい『聖観音』の写仏が完成します。







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自画自賛 ③

2007年10月19日 12時53分31秒 | 絵の話

絵を描く参考にと思って、画集を何冊か集めたり、週間誌のようにして、一週間に1度発売される雑誌も一年間集めました。『一枚の絵』も時々購入しては眺めていました。

自分の好みの画家の一人が、カシニョールです。カシニョールといえば、ロングドレスの女性と、つばの広い帽子に、海の見えるテラス、ヨット、バラの花束というイメージです。

こういうイメージで写真にしてみたいと、構想だけは、何年も持ち続けているのですが、実現には到っていません。絵であれば、自由に、描くことができるので、カシニョール風に描いてみました。

サイズは、F4号のボードに描いています。気持ち的には、カシニョールです。海の見えるテラスで、ロングレスで、つばの広い帽子を被って、頬杖をついて、海にはヨットが見えています。

こういう世界を写真で撮りたいのですが、こんな場所がどこにあるのでしょうか。仮に、場所を見つけたとしても、モデルさんを手配して、衣装とか、その他もろもろのセッティングをするとなると、費用と、手間が、とんでもなくかかりそうです。

モデルさんを使って自分のイメージの世界を撮るということは、なかなか実現するのは難しいですが、構想だけは持ち続けて、いつか、必ず、実現させます。




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自画自賛 ②

2007年10月18日 14時15分42秒 | 絵の話

この絵は、雑誌の写真から、油絵にしたものです。きれいなお城で、霧の中に建っている様子は、幻想的です。

建物を描くときは、水平と垂直に気をつけて、遠近感がうまく出るようにして、全体のバランスが崩れないように描くのですが、実物そのもののようには描くことはできません。

実物と同じように描くくらいなら、写真でいいのではないかとも思うのですが、絵の場合は、何も、見た目そのままを描く必要はなくて、作者の感じたままを描けばいいわけで、色使いにしても、見た目のそのままの色である必要はなくて、描き手の『心の色』とでもいうべきもので描けばいいのだと思います。

絵の場合は、これはやってはいけないということはないと思います。自由な発想で描けばいいわけです。絵の具を塗るのに、筆を必ずしも使う必要はなくて、指とか、爪楊枝とか、布切れとか、釘とか、ペイント用のナイフとかも使えます。

筆で塗るのはめんどうだから、絵の具を溶いたものをスプレーのようにして吹き付けることもできます。自由な発想で描いていいわけです。アイディアに制限はありません。





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自画自賛 ①

2007年10月17日 12時44分38秒 | 絵の話

写真は、ほとんど家の中に飾ることはしません。写真は、基本的に、紙ですから、湿気があると、波打ってきます。それに、太陽の光とか、蛍光灯の光の影響で、色あせてきます。

写真は、ほとんどプリントせずに、データのまま、CDに保存するか、リバーサルの場合は、フィルムのままで保存して、コンテストとか、記録として残す場合のみ、プリントしています。

プリントしたものは、ファイルにして、光のあまり当たらない場所に保管します。それに比べて、油絵というのは、光が当たっても、全くといっていいほど、色あせることはありません。うまく保存すれば、100年単位で保存できます。

そういうわけで、家の中には、油絵を飾っています。絵は写真と違って、少しずつ手を加えて、時間をかけて、完成させるので、自然と、気持ちが入ってしまいます。

写真も、気持ちが入るのですが、写真は、基本的に、瞬間のアートです。撮った瞬間に作品が出来上がって、後で少しずつ時間をかけて完成させるということは、ないと思うのですが、デジタルの場合は、あとから手を加える(レタッチ)はできるのですが、基本は、撮った瞬間で決まりです。 

画像は、自宅の玄関の下駄箱の上に飾ってあるものです。サイズは、F12号程度です。向かって、左側の絵は、『水の妖精の棲みか』というイメージの絵です。こういう、現実にはない、イメージの世界の絵を描くことが多いです。

向かって、右側の絵は、新聞の折込チラシを油絵にしたものです。チラシには、縁起のいい絵ということが書かれてあったので、それならば、自分で描いてみようと思って、描きました。

こういうふうに、写真とか、雑誌の印刷物から、油絵にすることもありますし、木彫りの仏像を油絵にすることもあります。自分の描いたものを額に入れて毎日眺めるのは気分いいものです。まさに、『自画自賛』です。 

絵を描くための参考に、画集も集めてみました。そうすると、自分の好みの画家ができてくるもので、“カシニョール”とか、“ルノワール”、“マリー・ローランサン”などが自分の好みです。写真でも、カシニョールとか、ルノワールの世界を再現してみたいと長年思いつつ、まだその思いは果たせていません。





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絵も描いていました

2007年10月16日 20時50分10秒 | 絵の話

芸術の秋ということで、写真以外の話も少ししてみます。私は、もともと、油絵を描いていました。かれこれ20年ほど前のことです。

誰かにきちんと教わったわけではなくて、NHKの教育テレビの油絵講座の番組をビデオに録画して何度も何度も見て勉強しました。その当時の番組の講師が小松崎邦雄さんで、実は、この先生の描いていたものが、現在の自分の写真の被写体に繋がっています。

その当時は、写真を趣味にするとは、全く思ってもいませんでした。人の一生は、何が幸いするか分かりません。とりあえず、自分が興味があることは、やっておくべきです。

何かをやりたいと思う時は、『何かのお知らせ』ですから、素直に、トライしておくべきです。小松崎邦雄さんは、すでに故人になられました。まだまだこれからという時になくなられたのは、残念です。

小松崎邦雄さんといえば、『舞妓の小松崎』の異名を持っています。舞妓さんの着物の細かな模様を油絵の具で丁寧に描くのは、大変な労作だと思います。

この先生が描いていたものを、被写体にするとは、思っていませんでした。その時、その瞬間は何も感じなくても、のちのちに大きな意味があったのだということが分かってきます。人の一生というのは、とても不思議なものです。何となく、惹かれるものがある時は、『何かのお知らせ』だと思ってやっておくべきです。




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