前期最後の博論ゼミ。
教室に入るなり、
「あ、ヒイラギさん、なんかこんなん来てたよ。」
と先生からおっきな封筒を渡される。差出人は“学生支援課”。
はてな。奨学金とかやってないし。アルバイト探してるわけでもないし。
なんだろ。
さっそく封切ってみれば、『学生保険未加入者各位』とな。
入学手続きのときにももらった覚えのある振込用紙と、「わが校の学生は全員入ることになっています」レター。
授業中とか通学の途中で事故に遭って怪我したり死んだりしたときの災害保険らしい。
えー、なになに、と、先生もクラスメイトも覗き込んできた。
みんな口々に、
「入学手続きのとき、それ払わないと受け付けないとか言われなかったっけ?」
「え、なんで入ってなかったの?」
などと訊いて来る。
――いや、通学ったって社会人は土曜日だけだし。だいたい文系だし、キケンな実験するわけじゃなし、そんな怪我するとか死ぬとか、ないない。…て思って、強制加入とは知らずにばっくれてました、はい。
工業系の大学ってみんなそうなのかな。
それにしても、標準3年間の博士後期課程、半分終わったところでやっとこさ未加入発覚。
案外、卒業するまでばっくれられたりして。
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