『やらわかあたま塾』でひとしきりトレーニングに打ち込んでみて思ったこと。
人には持って生まれた得手・不得手が必ずある。
このテのゲームは自分の得手・不得手を知り、不得意分野の能力を強化するのにもってこい。
しかし実は、このようなゲーム・トレーニングは、どの分野の能力も高い、言語、記憶、分析、数字、知覚が正五角形になるような人づくりを目指しているのでは決してない。
実際、そうはならない、というのが実感。むしろ、五角形は大きくなってもやはりいびつなのだ。
持って生まれた得手・不得手はそう簡単には変わらない。ただ、トレーニングによって、いびつなまま全体を伸ばしたり、不得意分野を少しでも伸びるように刺激することで、得意分野がさらに伸びるという相乗効果を生んだりすることができる。
以前、ある面接で今後の抱負を訊かれて「得意なことだけではなく、不得意なところも勉強して、バランスのとれた人間になりたい」と答えたところ、「いやぁ、人間、トんがってるほうがいいよ」と言った面接官がいた。今思うと、彼の意見は正しい。完全な円になれる人などどこにもいない。形としては、いびつにトんがってるほうがいいのだ。ただ、いびつにトんがった形が、大きいほうがやっぱりいい、と今は思っている。
この面接官、いまの指導教授である。
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