ゲーム(特にマリオね)やってて良かったなーと思う効果に、思わぬところで気がついた。思わぬところ、とは、“雑踏”である。
普通に街中を歩いてる分にはさほど感じないが、朝夕の電車の乗り換えだとか、土日の繁華街だとか、そうゆうところを歩いているとき、他の人に行き当たってちっとも前に進めない、ということがそんなにない自分に気づく。どういうわけだか、人に向かって一目散に突進してくるイノシシチックな輩は別として。
あるとき、雑踏を対角線に横断しようともくろみながら、いつにもまして周囲を観察している自分がいた。横切りたい雑踏を行きかう人たちの、スピードと方向を眼光鋭く測っているのである。なんかこの作業、どこかでよくやったような・・・!
マリオだ。あのテのゲームだ。
要は、自分の周りで動いている人たちを無意識にマリオの敵に見立ててたわけだ。
クリボーやらテレサやらコクッパやらジュゲムやらが近づいてくる方向と針だらけの天井や火の海や毒海が迫ってくるまでの時間を読みながらコインときのこを拾い集め、ノンストップでゴールを目指した、あの感覚。
滝の上から落ちてくる丸太の間隔やらタイミングやら流れの速さやら読み取りつつ、ひょい、ひょい、と飛び移って対岸に渡った、あのシーン。
次から次へ、四方八方から放たれる大小の爆弾の、スキマをぬうようにダッシュし、時にはしゃがみ、いっそ爆弾に飛び乗り、飛び移り、忍者よろしくボス部屋の扉にたどり着いた、あの要領。
そうそう、あの感じ~。
都会で暮らすための身のこなしも身につく。
ゲームって、こんな効果もあったりなんかして。
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