ヒイラギ日記 ~Holy Holly's Diary~

小粒でも ぴりりと辛い 博士な日々。

どうせなら華々しく

2009-04-24 14:15:50 | 博士課程のよもやま

われらが博士課程で初の中間発表だった昨日。

文理融合、かつ、学術・実社会融合をめざした革新的な研究領域だし、
伝統的なアカデミアに生きる先生方には斬新過ぎる試み。
何をやっても悪目立ちしてしまうに決まってるのだから、
このさい象牙の塔に嵐のひとつも起こしてやれ、
ぐらいには思っていたけれど。

フタを開けてみれば、目の前で巻き起こったのは、
予想外に“竜巻”だったりなんかして。
この博士課程がどういうコースなのか、どういう内容の中間発表なのか、
同じ専攻に所属していながら何の知識も理解もない先生がひとり、
紛れ込んでいた。

本人も「批判的な質問」と前置きはしてくれたのだけど、
それにしても。
半年以上前のキャンディデート試験を通過している研究テーマを
根こそぎたたっ斬るよーな“全部台無し”系ネガティヴ発言の連発。

これにブチ切れたのが、ヒイラギ本人よりも先生だったみたいで。
某先生の無知・無理解もさることながら、
新たに加わったその審査員先生への事前説明をまったくしていなかったうえに、
「論文の中身ではなく目次構成と作業の進捗度合いをプレゼンせよ」
とヒイラギに指導したコース主任の罪は重いと激怒。

試験じゃないから、これで落とされるワケじゃなし、と
本人は意外とクールなのだけども、

「嫌な思いをさせて申し訳なかったね」

帰りの電車のなかでヒイラギに頭を下げてくれた先生。

滅相もないです。
キャンディデート試験までのことは分かってる教授陣へのプレゼンだと思って、
「知ってて当たり前」部分をすべて端折ったのはヒイラギ本人ですから。
博士論文って、相手はドシロートだと思ってプレゼンしなきゃいけないんだ
ってことが学習できました。

これだけ意味なく叩かれりゃ、こっちも意地。
あと2ヶ月で書き上げられるかどうか、勝負どころよ



(オマケ
それにしても外野の応援が多くてありがたい。
中間発表を傍聴に来てくれた同期は
「先生方の間でコンセンサスが取れてないまま中間発表ってどうゆうことッ
と鼻息荒く先生につっかかってくれるわ、
学長に公開質問状突きつけたりしちゃうクラスメイトの名前まで飛び出すわ。
夜の会議では、
「ひとりぐらい反対したって、多数決なんだから大丈夫、大丈夫」
とオジサマたちに慰められ。
万が一にもタダでは転ばずに済みそうな。
社会人コースって、これだから心強い。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 本日はリハーサル三昧 | トップ | マエストロって・・・ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

博士課程のよもやま」カテゴリの最新記事