2年前の今日、何をしていたかというと。
ニンテンドーDS Liteを入手して狂喜乱舞していた。
Mark GranovetterやDuncan Wattsの文献に興奮し、
シリアスゲームやSNSの研究に興味をそそられていたころ。
その年の暮れには、岩田社長渾身の新製品Wiiが発売され、
黒川先生をして「これぞ日本の誇るイノベーションである」と言わしめた。
ゲーム機が、10倍の値段のPCと競い始めていた。
それから2年。
通勤時間も惜しんでDSゲームに勤しむ人の姿がなんだか垢抜けない。
学界のシリアスゲーム研究は立ち上がり当初の勢いを失いつつある。
そして、SSDが製品化されてモバイルPCの値段はDS×1~2台分にまで下がった。
科学技術の世界の2年とは、なんと長い時間だろう。
「科学技術イノベーション」の命は、なんと短いのだろう。
かくいう自分の研究テーマですら、この2年の間に、
「科学技術イノベーション」から「社会イノベーション」へと
かなり大胆な転換を完了した。
そこで思うのは、
「社会イノベーション」はこれほど短命であってはならないということ。
その社会に暮らす人々にとって、永くその革新が続くことこそ、
社会が社会としてかかえる問題を解決するということだから。
10月から後期が始まる。
今日から30日間、出口を見据えた調査設計に頭はフル稼働だ。
・・・アレ?
最新の画像[もっと見る]
- 『機動戦士ガンダム THE ORIGIN V』 7年前
- 絵に描いたような夏空 11年前
- なぜいつもみんな、同じ日 12年前
- DriWater 12年前
- 鳥ってふしぎ 12年前
- 稽古復帰(2) 15年前
- 春 遠からじ 16年前
- 忙中閑 in 京都 16年前
- 忙中閑 in 京都 16年前
- 忙中閑 in 京都 16年前