片方の下瞼のぴくぴく痙攣が止まらない眼瞼ミオキミア。
主治医が開口一番、「何かストレスがありました?」と訊くくらい、
ある意味、原因がはっきりしている症状ではあるのだが。
――いやぁべつに、いつも通りの生活をしていただけですけど…
そうとしか答えようがない場合、
その、いつも通りの生活こそがあまりにもストレス過多なのだとしか。
根深い。
ちょっとやそっとでどうにかなるものでもない。
したがって、症状の原因を取り除くことがほぼ不可能。
下瞼を人差し指でマッサージしてなだめながら仕事していたら、
総務の人から名指しでメールが送られてきて。
「
先日の○○○○への出張経路ですが、
通常ならJR利用かと思いますが空港までのバスを利用されています。
その場合、空港から○○○○までは送迎またはタクシーでしょうか。
」
この問い合わせがどれくらいカチーン!と来るものだったかというと。
要因その壱 この地域では空港にアクセスできる鉄道は存在しません
要因その弐 備考欄に、わざわざ、まちがいなく、
「空港-○○○○間は先方自家用車による送迎」
と明記して出張申請書を提出済みです
何の手抜かりもない手続きをしてあるうえでの、この問い合わせ。
沸々と煮えたぎる怒りを抑え込みつつ、
○空港にアクセスできる鉄道がない
○訪問先の最寄り鉄道駅が○○で、そこから1時間の陸路の移動手段はタクシーしかない
○訪問先の立地は空港からなら車で15~20分程度の陸路移動が可能
○以上の理由から、空港までバス移動ののち、目的地までは送迎を受けた
○出張申請時に備考欄にその旨を明記して提出した
という要点を、へりくだった柔らかい言葉遣いに過剰に意訳して返信。
ダイレクトに表現すれば、
この担当者がフシアナ性眼病を患っているド素人だっただけの話。
だけど。
ただでさえ、自分の専門知識とか技術を発揮することに意味がある仕事だけではなく、
営業活動から資金調達活動から社会貢献活動から組織運営管理仕事まで、
全部をやって成果を出さなければ評価を低くして給料を減らすと脅しをかけられ、
その仕事のためであったとしても1銭たりとも自分で直接支出してはならぬとしばられて、
がんじがらめの亀甲縛りに耐えながら落ち度のない手続きを踏んでいても、
それでもなお、この体たらくなわけである。
たかだか2千円や3千円の立替払いの精算のために、
どんなにあっても全然足りない時間の隙間を縫って、
二度手間、三度手間で、手取り足取りド素人スタッフに説明をしなければならない、
この、“いつも通りの生活”が、どれほどのストレスかというブラックな環境。
何をどうすれば抜本的に改革できるのだろうか。
というよりは辞めちゃうほうが早いんだけどね。
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