自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

ホソヒラタアブの産卵,再び(1)

2019-03-18 | ヒラタアブ

再び,ホソヒラタアブの産卵行動を目撃。今度はホトケノザの群落です。吸蜜か産卵か,この見分けは簡単です。吸蜜行動は花を目指します。産卵はアブラムシがいる箇所を探索しながらうろうろします。なんだかうろついているなあと感じる場合は産卵行動です。

それに,ホトケノザではヒラタアブが蜜源を探すことはありません。このタイプの口吻では蜜源に届かないからです。ホトケノザにはアブラムシがよく発生するので,ホソヒラタアブは頻繁に訪れると考えてよいでしょう。

ヒラタアブが葉にとまったので,じっと見守りました。ややあって,腹端を葉裏に回しました。産卵行動です。しばらくその格好でいたので,まちがいなく卵を産付したと思われました。ヒラタアブが去ったあと葉裏を確認すると,ありました,ありました。 

 

おどろいたことに,まだあったのです。近くに4個も! アブラムシもいました。 

 

同じ葉の少し離れたところに,また3個! 

 

全部で8個も! ほんとうに驚きました。今度は孵化を撮影できるかもしれません。昼間だとラッキーなのですが。