自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

ハコベを訪れた昆虫(2)~ホソヒラタアブ~

2019-03-20 | 昆虫と花

小さな花には小さな昆虫が訪れます。ハコベもそうです。それで,目を凝らすように観察していかないと見逃すことがあります。

とはいえ,ホソヒラタアブはまだ大きな方なので見逃すことはないでしょう。ただ,慎重でなければ逃げられます。とりわけ至近距離から接写する場合は気を遣わないといけません。

 

うんと近寄れば,口吻が蜜源を狙っているのがわかります。 

 

花を訪れるのは蜜や花粉を口にするためです。したがって,口にしている様子がリアルに見える方向から観察・撮影することが重要です。 

 


ホソヒラタアブの産卵,再び(3)

2019-03-20 | ヒラタアブ

しばらく経ってから見ると,卵の一つで孵化し終える幼虫が! そして写真中の奥の卵では孵化が始まったばかりでした。 

 

幼虫のからだにピントを合わせて記録。

 

もっと近寄って撮影。中央の卵でも孵化が近そうです。

 

もっと近づいて撮影です。 

 

すると偶然口元をアブラムシが通りかかりました。どうするのかなと思いながら見ていると……。 

 

脚が口に触れると,なんと,それを捕らえたのです。大きなからだをしたアブラムシは逃げようとしますが,無理。捕食本能のスゴサを見た思いがします。

 

上から見ると,こんな感じです。奥にある卵,つまり左の卵も孵化が終わりかけています。

 

この幼虫もアブラムシを捕らえているように見えますが,それは脱皮の殻。殻であっても,それを敏く見つける能力が備わっているのです。驚きです。 

 

このシリーズはまだ続きます。