自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

ホソヒラタアブの産卵,再び(5)

2019-03-23 | ヒラタアブ

生まれたばかりの幼虫がアブラムシを捕らえている場面を観察しました。アブラムシのからだには褐色の体液がいっぱい。それを幼虫が吸います。すでに幼虫の体内には,アブラムシの体液が吸い込まれています。

 

幼虫のからだから,体液が粒状になって出て来ています。減った体液分,からだがへこんでいます。

 

幼虫は大きなからだを口で軽々と持ち上げています。大した力です。

 

この観察からは,ホソヒラタアブの幼虫が貪欲な捕食者であることがよく理解できます。

 


ホシノヒトミを訪れた昆虫(2) ~ホソヒラタアブ~

2019-03-23 | 昆虫と花

ホシノヒトミの花を訪れる昆虫で圧倒的に多いのがホソヒラタアブです。花の大きさと体形の組み合わせがよいのか,花粉や蜜が大いに気に入っているのか,他の競争相手がすくないのか,とにかく目立ちます。

時間をかければなんとかお気に入りの一枚が撮れそうなのですが,その時間がなかなかとれないままです。お気に入りとは,蜜を吸っているまさにその瞬間をアップで撮ったものです。今春にはなんとか撮りたいと密かにチャンスを狙っているところです。

現時点で,コンデジで撮ったものを何枚か載せておきます。蕊と吻先が写り込んでいれば,何がお気に入りなのか想像できます。下写真はすべてメスです。

 

花粉が気に入っているようです。この行動で脚に花粉が付きます。

 

花にとまった瞬間,茎がぐにゃっと曲がりました。蜜を舐めています。葯がからだの下側に触れています。 

 

花を抱え込む格好になっています。思う存分栄養分を補給している様子。