自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

山里で見たカンサイタンポポ

2019-03-09 | 植物

山里で見かけるタンポポはなにか,そう聞かれるとカンサイタンポポが浮かんできます。山里でも主要道路が走っているところなら道路沿いにセイヨウタンポポがあってもふしぎではありませんが,山裾ともなるとカンサイタンポポと断定してよいでしょう。

セツブンソウを見に行って,群生地で見たのはそのカンサイタンポポ。ふしぎなことにまだ冬といってもよい時期なのに,あちこちで咲いていました。しかし,セイヨウタンポポは一本もなし。

土手でも。

 

群生地内でも。セツブンソウと同居しています。

 

山間部は土地を造成することがあまりなく,地表はどこも雑草が覆っている状態です。そいういうところは,植物の生態系が非常に安定しているといえます。それで,たとえセイヨウタンポポの種が飛んで来ても入り込む余地がないのでしょう。

今年のセツブンソウ撮影では,そんな発見がありました。 

 


”虫の目”でとらえたフキノトウ(続)

2019-03-09 | 植物

快晴。むらに春が来ました。フキノトウを求めて,出かけました。緑と青の組み合わせが,自然の勢いを感じさせます。やっぱり思ったとおり!

 

 

カキの木の下で,春を謳うフキノトウ。季節に先駆けて,カキの芽吹きに「お先に!」と呟いて頭を覗かせます。

 

 

澄み切った空は太陽の贈り物。フキノトウの緑も太陽からのプレゼント。 

 

 

点々とフキノトウが続きます。

 

 

レンズは景色を焦点化してくれます。凝縮された景色は季節の匂いに満ちています。