自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

ミツバチの吸水行動

2019-03-08 | 昆虫

セツブンソウ群落のすぐ脇にある果樹園にて。といっても畑地にウメが数本植えられているだけ。一本の根元に,ミツバチの巣箱らしいものが置かれています。風流さが伝わって来ました。

 

下草はごくふつうの草草で,それらに混ざってフキがあちこちに生えています。山からわずかに滲みだして来た水が,地面を濡らして湿地を形成しています。フキノトウがそこからも頭を覗かせています。

 

それを撮影していると,目の前を横切った昆虫が! 葉に降りた姿を見るとミツバチでした。腹部のはっきりした縞模様からはニホンミツバチのようです。巣箱から現れたものでしょうか。巣箱を見ると,ミツバチの姿はまったくなし。もしかすると,活動を始めたミツバチの先陣がフキノトウをめざしてやって来たのかも。

と思っていると,今度は湿地の枯れ葉に移動。どうやら吸水している様子。

 

しばらくして,また別の枯れ葉に移動。そこでも吸水をしました。

 

こういう風景を見たのは初めてです。春を迎え,活動に備えて自分のいのちを維持する行動を始めたのでしょうか。

 


”虫の目”でとらえたクロッカス

2019-03-08 | 植物

セツブンソウの里にて。写真のクロッカスは,群落の近くの道路沿いで見かけました。そこは畑。地表が土で剥き出しになっている中,鮮やかな黄色が目を引き付けました。

 

「これはよし!」。そう思って”虫の目”を準備。脇を通り過ぎる自動車を背景に入れて撮りました。瓦屋根が続く,昔ながらの村道です。

 

春の訪れを感じます。早春を待ちわびていたかのような姿で,クロッカスが咲き誇っています。