自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

クマゼミの羽化

2015-07-18 | 日記

7月18日(土)。雨のち曇り。昨日台風が通り過ぎました。大きな被害が出なくてホッ。翌日の今日は晴れるかなと思ったのですが,一日雲が空を覆っていました。

昼前,ガレージ脇にあるツゲの生垣に,羽化して間もないセミを発見。偶然のことです。「ラッキー!」という気持ちでした。これまでセミの話題は取り上げてきませんでした。ありふれた話題に終始するだけなので,とくに魅力を感じていないからです。小さい頃から,羽化する場面はヤマと見てきたものですから,あまりにも平凡過ぎるという感じがあったように思います。

それでも,偶然見たセミの姿はりっぱなものでした。大きさも色も,風格が感じられました。


よく見ると,クマゼミでした。この分だと夕方までは飛べないなと思いました。我が家でクマゼミが羽化するのは初めてです。この辺りには昔からクマゼミが棲みついていますが,どっさりいてうるさいほど鳴くといった風景はまったくありません。棲息数が少ないので,我が家で羽化するというのはやはり珍しいといえます。

夕方6時。しごとから帰って確認。思ったとおり,ツゲの枝でじっとしていました。色からすると,今にも飛べそうです。しかし手を出しても,ほんのすこし動くだけで,飛ぶ気配はまるでなし。


それで,写真を撮りました。頭部の前の方から。


眼の辺りをアップ気味に。


セミの王様といった風格が伝わってきます。 じつは今夏,このクマゼミが木の幹で鳴いている姿を虫の目レンズでとらえようと,そのチャンスを窺っているところです。