室内で蛹で越冬し,春の訪れと共に羽化したキアゲハ(オス)の春型。少々小振りながら,たいへん鮮やかな色彩を放っています。高尚な彩りで,こころを引き付けられます。
室内で羽化したついでに,接写画像を残すことにしました。からだを覆う毛の生え様がこころに焼き付きます。
昆虫は,眼の写り方が写真としてのいのち。
個眼の集団は,くっきり縁取られています。ちょうどお椀を被せたようなかたちです。
口吻が優雅に伸びて。脚は毛と突起で覆われています。いかにも外骨格の発達した生きものという感じがします。
斜め上,両眼が見える位置から撮りました。複眼の丸みが際立っています。
おしまいに腹部を入れて撮りました。全身が毛で保護されている様子が驚異的です。
チョウのからだのふしぎを,また感じてしまいました。