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古希からの田舎暮らし

古希近くなってから都市近郊に小さな家を建てて移り住む。田舎にとけこんでゆく日々の暮らしぶりをお伝えします。

加東フィルハーモニー管弦楽団の演奏会に行きました。

2012年03月05日 03時55分22秒 | 古希からの田舎暮らし 80歳から
               
 日曜日、東条町(いまは加東市東条町です)のコスミックホールで『加東フィルハーモニー管弦楽団』の「ハートフル・コンサート」がありました。コスミックホールのことはこのブログでも何度か紹介していますが、入ってシートにすわるだけで気持ちがゆったりします。そしてどんな音楽も、演奏者の心が一番よく伝わる聴こえ方をする空間です。ぼくはこのホールで音楽を聴くことが好きですが、おそらくこのホールで演奏する人もそう感じているでしょう。このホールで音楽会があればできるだけ行くことにします。
 でも人口わずか4万人。田舎町同士が平成の大合併でやっと誕生した加東市に、なんでフィルハーモニー管弦楽団があるのだろう。不思議でした。ネットで歴史を見て納得しました。1994年に社町のヴァイオリン教室から『社ストリング・オーケストラ』が誕生し、それが『社フィルハーモニー管弦楽団』になり、合併によって『加東フィル』になったのです。
 このコンサートは入場無料で、案内のチラシには演奏曲目として『南国のバラ』『七つの子』『トロイメライ』の三曲が書いてありましたから、10人ほどのちょっとしたアンサンブルで30分足らず演奏するのだろうと思って行きましたが、なかなかどうして。2時間の演奏会をたっぷりたのしませてもらいました。
 なぜこの音楽会に行く気になったかというと『南国のバラ』と書いてあったからです。シュトラウスのワルツの中で『南国のバラ』と『オーストリアの村ツバメ』は特に好きな曲です。『南国……』の心がふわーっと浮きあがる曲想、『オーストリア……』の「あー、田舎の空気はうまい!」というような音の空気感。
 ついでに余分なことを書きますと『ウイーンの森の物語』というワルツは好きではありません。なぜかというと話はぼくの59年前の中学3年生にさかのぼります。鳥取県の倉吉東中学校は、そのとき音楽教育かなにかの研究校になっていて、毎日の学校生活で音楽が放送されました。そして掃除のときの音楽はずーっと『ウイーンの森の物語』でした。だからいまでもあの音楽を聞くと、竹ぼうきで校庭を掃くリズムが浮かんできます。
 加東フィルは50人の立派なオーケストラで、夫婦や親子のメンバーもおられ、音楽を愛する気持ちがとてもよく伝わりました。前座に『トーン・チャイム』(女性グループ)の演奏が数曲あり、はじめてでしたが楽器の癒しの音色と美しいハーモニーに聴きほれました。
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