古希からの田舎暮らし

古希近くなってから都市近郊に小さな家を建てて移り住む。田舎にとけこんでゆく日々の暮らしぶりをお伝えします。

最強の雑草が畑に侵入中!

2010年08月26日 03時30分51秒 | 古希からの田舎暮らし 80歳から
 畑の道路沿いの遊歩道に、今年は『リュウノヒゲ』のような細い葉の背の低い草がたくさん生えています。
「ギシギシやオヒシバなどのように丈の高い草なら刈らねばならないけれど、こんな頃合いの丈の草ならそのまま生えていても苦にならない」と好意的な目で〝その草〝を眺めていました。
 それにしてもよく広がっています。道路沿いの幅1メートルの遊歩道は、リュウノヒゲ状のこの草だけが生えているみたいです。いつの間にこんなに増えたのでしょう。気になったのでネットで調べて、びっくりしました。
 これはなんと『最強の雑草』と呼ばれるカヤツリグサ科の『ハマスゲ』という雑草だそうです。全世界の雑草が頭を下げるアメリカはモンサント社の最強の除草剤『ラウンドアップ』も効かないという恐るべき雑草です。ゴルフ場の雑草の項を見たら、ハマスゲがはびこったら芝を剥がして張り替えるしかない、と書いてあります。ハマスゲ退治にはこの除草剤を! と宣伝も盛んです。
 さては強力な外来植物が侵入したのかと思ったら、根茎はむかしから香附子(こうぶし)という漢方薬として使われ、正倉院の御物にもあるとか。通りがかりの村の人に尋ねたら、「除草剤しかないですな。お宅が除草剤を使われないのは信念ですか」ときかれてしまいました。「いや、信念というかその、『地球にやさしい農業』をしたいと思うだけなんですが……」
 写真はその遊歩道に茂っているハマスゲです。手前の切り株のようなものがおわかりですか。きのうの午後、草刈り機で地面を削るようにして刈ったのですがその切り株が一日で1センチ以上伸びています。この一本を退治するには地面を掘り、地下5センチのところにある根茎を掘り出します。その根茎は手を伸ばして隣りのハマスゲとつながっています。つまり根茎が手を伸ばして前後左右につながって増えているのです。一本のハマスゲが一年に60センチ四方に広がるとブログに書いてありました。
 そのブログには「除草剤を使わない主義だけどコイツだけはどうしようもないかな。60センチ四方の根茎をすべて掘り出すのに二時間半かかりました」とあります。畑をよく見るとすでに遊歩道から畝のほうに侵入しています。放っておいたら畑一面がハマスゲにおおわれることになるでしょう。
 きのうの夕方、前回17日に畝間潅水をしてから8日目になるので水を入れました。一時間ですべての畝にまわりました。すぐに水を抜いたのできょうは水溜はないでしょう。
 さて、ハマスゲはどうするか。とりあえず適当な時期に遊歩道に耕運機をかけることにします。5センチくらいの深さなら掘り返してまず根を切る。根茎を拾うのは手間がかかりすぎてできそうにありません。畑には生えさせたくない。様子を見ながら考えます。
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