hiroshi hara: saxophoniste

日々の思考の断片

尚美時代の頃

2007-06-19 22:43:20 | 尚美
今日は尚美のレッスン。
それぞれ先週の実技試験のことを話してくれた。
正直、かなり心配していたのだが、結果はみんな思いのほか良くて驚いてしまった。

尚美の実技試験は一人ひとりに審査してくださった先生方から講評用紙に講評を書いてくださるのだが、どの先生も的確に講評してくださっていた。
今日からまた新しい気持ちでレッスンしていく。

尚美は母校ということもあり、レッスンしていて自分自身が学生だった頃をよく思い出す。

学生の頃、稀にレッスン中に注意されたことを消化できないことがあった。
それは技術的なことではなく、イメージや概念に及ぶ事柄だった。
レッスン後、復習しようにも自分自身にその引出しが無いときにはどうしようもなく、そのときはたたずんでしまった。

特に尚美一年生の秋、管打楽器コンクールを受ける準備をしていたときに、よくそんな事態に陥っていた。
今考えれば、まだ独奏曲に触れたばかりの頃に、重い課題曲を詰め込んだためだった。
(ちなみに1993年のこと。課題曲は一次ブリヤンス3,4楽章、二次ヴェローヌのラプソディーと選択曲、本選イベール。1位は大城さん。私は二次敗退)

そんなときは練習をやめて、地元鎌倉の妙本寺の山に囲まれた境内に座って先々の不安にさいなまれつつ、気持ちと思考の整理をしていたことを思い出した。

今の学生も、この多感な時期に色々なことを学んでほしいと思う。

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