虎尾の会

幕末の草莽の志士清河八郎の会の名を盗用しています。主人は猫の尾も踏めません。

韓国特派員

2008-07-02 | 新聞・テレビから
今日の朝刊(朝日)に特派員メモとして、昨日だったか、【韓国のサイバー暴力」についてレポートを書いていた稲田清英氏のコラムが出ていた。韓国からの特派員メモということだ。韓国の牛肉輸入をめぐる反政府集会は、韓国の現代を考える上で、とても重要な現代史だと思うのだが、筆者には、そういう問題意識はないこを白状している。

妻と外出し、タクシーにのって家に帰る途中、デモによる通行止めにあい、「楽しい気分が一気に冷めた」と書く。この記者の家は、職場から歩ける距離にあるようだが、どうもいつも、タクシーに乗って家に帰っているようだ。デモのため、連日の遠回りと抜け道探しで、周りに雰囲気のいい食堂をいくつか見つけたのが、せめてもの救いか」で文を終わる。見出しは、「通行止めの効用」。

記者ならば、すぐ近くで行われている抗議集会をなぜ執拗に追い続け、真相をあきらかにしようとしないのか、こんな記者冥利につきる現場に立ち会うチャンスはめったにないはずだろう。高給取りで、毎日、タクシーにのって自宅に帰る御仁なのかもしれないが、しかし、特派員メモに、抗議集会の内容を書かずに、まるで一般人みたいな通行止めの話を書いて恥ずかしいとは思わないのだろうか。