虎尾の会

幕末の草莽の志士清河八郎の会の名を盗用しています。主人は猫の尾も踏めません。

三大アーティストコンサートと年齢

2014-09-07 | 日記
地元といってもよい猪名川町のイナホールのコンサート。知り合いに誘われて聴きにいった。
アントニオ古賀&ペデロ&カプリシャス&クロード・チアリ。

たくさんお客さんが来ていた。でも、ほとんどお年寄り、爺さん婆さん。(自分もそうなのだけど、読者諸君、自分だけはそうではない、自分は若い時のまま、と思っているのですよ。自分には自分の姿が見えない)。

かつて、少年時代に活躍した音楽家たち。どれほど年老いたやろ、という関心もあった。まず、アントニオ古賀。以前と変わらない。むしろ、ちょっとスマートになったくらい。懐かしの古賀メロデーをはじめ、数々の名曲を演奏。現役の実力者です。

二番目、ペトロ&カプリシャス登場。ヴォーカルは、五代目の桜井美香さん。美人。きゃしゃな身体なのに、歌唱力抜群。別れの朝から五番街のマリーなどのヒット曲から最新の曲まで熱唱。このペデロ&カプリシャスがテレビに登場したときは、初代ヴォーカルの前野曜子にびっくりしたものだ(前野曜子は、すぐに脱退し(その後高橋真梨子)、40歳で早死)。前野や高橋に負けずに頑張ってほしい。リーダーのペデロ梅村(いつも帽子をかぶって鬚はやした人)、かなり爺さんになっていた。病気をしたようで、しゃべりも不自由なところもあるようだ。

最後に舞台にあがったクロード・チアリ。一番、変貌していた。太って、顔もふくらんでいるように見えた。昔のクロード・チアリの記憶しかないので、驚く。でも、好々爺の風情で、もう80歳は過ぎたのだろう、と思っていた。

家に帰って3人の年齢を調べると、アントニオ古賀は73歳、ペデロ梅村は71歳、クロード・チアリは70歳とある。びっくり。舞台を見た印象では、アントニオ古賀が一番若く、次、梅村、そして最も高齢に見えたのがチアリ。

みんな、わたしの少年時代に活躍していたので、もう80歳か鬼籍に入ったのでは、と思っていたけど、デビューしたのは20歳くらいだったのだ。

3人はKKB(後期高齢者バンド)を結成しようか、などと話して会場を笑わせていた。最後は、3人で夜霧のしのび逢いを演奏。素晴らしいコンサートで大満足。

3人について、またお客さんについて、老けた、年取った、爺さんなどと書いたけど、他人も私を見たら、老けた、変貌した、爺さんそのもの、ときっと言うのだろうな。しかし、心は、夜霧のしのび逢いを聴いていた10代の頃のままなのです。80歳になっても、心は若い時のまま。これは年を重ねてから知る真実です。

会場では「写真撮影は固くお断りします」とアナウンスがったので、画像はなし。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。