虎尾の会

幕末の草莽の志士清河八郎の会の名を盗用しています。主人は猫の尾も踏めません。

中山みき

2009-07-19 | 日記
今まで、芹沢光治良なんて名はわたしにとって縁のない人だったので、古本屋にいっても、その名前は目にも止まらなかったけど、気にし始めると、不思議にその名前が目に飛び込んでくる。今日も、古本屋で芹沢の「神の微笑」の文庫本を見つけた。これも、今では珍本になっているのではないだろうか。

まだ、よくはわからないのだけど、芹沢には、たぶん、権力と闘うというような社会的視点はないのではなかろうか、という気がする。孤児のような環境で育ったので、ちょっとプロレタリア的なところがあってもよいと思うけど、東大を出て、農林省に入って、フランス留学というエリート階層にいたためかなあ。といっても、晩年のもの(神シリーズ)しか読んでいないので、何もいえない。

中山みきにはちょっと関心がある(なんにでもちょっとだけ)。彼女は 大塩平八郎たちと同じ天保人(大塩より5歳くらい年下かな?)。大塩平八郎の乱は耳にしただろうし、あの時代の人たちに共通する重い課題は感じていただろう。男たちは、反乱ののろしをあげ、そして討幕という革命運動に参加するが、ミキは宗教で世直し運動に乗り出す。といっても、これまた中山みきについては何も知らない。知ってるのは、天理大は柔道が強い、ということくらい(笑)。

いったい、どんな女性だったのだろう。天理教の本殿には、今もミキは生きていて毎日、食事をささげているそうな。今度、天理まで探索にいってこようか(笑)。


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