虎尾の会

幕末の草莽の志士清河八郎の会の名を盗用しています。主人は猫の尾も踏めません。

あの素晴らしい愛をもう一度

2009-10-18 | 映画・テレビ
加藤和彦氏が自殺した記事を見た。
六十二才。まだ若いのにどうしたのだろう。

加藤和彦の「あの素晴らしい愛をもう一度」にはちょっと思い入れがある。

職場の慰安旅行で初めて人前でうたった歌だからだ。
別にこの歌が好きだったわけではないのだが、よく耳になじんでいたことと、歌いやすそうな曲だったので、指名されてしかたなくなぜだかこの歌を選んだ。

たしか1979年くらいで、その時はこの歌も古いフォークになっていたはずだ。宴会でフォークなんか歌うヤツはあまりいなかった。しかし、フォークしか知らないのだ。

だいたいが音楽音痴で、1970年代は歌よりも、他のことに熱中していたのだが、街角やラジオから流れる音楽は体にしみこむらしい。音痴のくせに自然とくちずさんでしまう。「悲しくってやりきれない」なんかもバイトしながらどら声あげて歌っていたことを覚えている。

今日、たまたまNHKBSをつけたら、「サマーフォーエバーピクニックインつまごい」をやっていて、加藤和彦が出演してこの歌とイムジン河を歌っていた。
はしだのりひこは、体を少し悪くしていると聞いている。さびしいもんだ。

高校時代、歌音痴とはいえ、このフォーククルセダーズの「おらは死んじまっただ」と岡林信康の「山谷ブルース」にはノックアウトされた。学校で友達と感心しあっていた。たぶん、この世代はみんなそうだよね。

「あのすばらしい愛をもう1度」はわたしがはじめて恥も捨てて宴会で歌った歌なので、「おれの歌」という気持ちでいる。

加藤和彦氏の冥福を祈ります。

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2 コメント

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Unknown (はまたく)
2009-10-20 04:38:17
(笑い)むかーし、よくこの人の曲が家でながれてたなあ。中学校の音楽の本にも載ってた気が、どんな人だろうと思ってたけど、今日知りました。(泣)フォークやロック、パンク、色々あって、違いが何なのか、僕にはわからないけど、良い曲はやっぱり、良いんだと思った。そこに古いや新しいはないと思いました。まるで、本とおんなじ!
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Unknown (荘太郎)
2009-10-20 18:10:46
コメントありがとう。
いつも遅くまでお勤めご苦労様です。

>そこに古いや新しいはないと思いました。まるで、本とおんなじ!

いいこと言うなあ!その通りだよ。

古本うしおに堂のポスターを作ったら、お店にもはってね。
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