レンタル屋。いい映画を見たいなあ、と思って、棚を眺めるが、洋画は荒唐無稽なアクションかホラーの刺激をあおり、ただ疲れさせるようなものばかり。で、邦画の「あかね空」と「花よりもなほ」の時代劇を借りた。
つまらない。「花よりもなほ」に比べたら、まだ「あかね空」の方がまし。でも、B級だ。安っぽすぎる。
時間を無駄にしてしまった。アンナ・カレーニナを読んでりゃよかった、と思った。楽することに慣れ、読書するのもめんどうに感じるような怠け者になっている。「あかね空」はとうふ職人の話で最初、とうふ作りが出てくるので、とうふの大好きなわたしは、とうふが食べたくなった、だけ。
北御門二郎が書いていたのだが、昔、朝日で「わたしの1冊」というアンケートをしたとき、海音寺はトルストイの「戦争と平和」をあげ、「この年まで生きてくると、人生にはそれほど楽しいことのないことがわかってくるが、この小説を読むことだけは楽しい。たった一つの至福とさえ言ってよい」と書いてあったそうだ。
湯豆腐で酒を飲む。これがまあ、拙者の至福の時かもしれぬ。
つまらない。「花よりもなほ」に比べたら、まだ「あかね空」の方がまし。でも、B級だ。安っぽすぎる。
時間を無駄にしてしまった。アンナ・カレーニナを読んでりゃよかった、と思った。楽することに慣れ、読書するのもめんどうに感じるような怠け者になっている。「あかね空」はとうふ職人の話で最初、とうふ作りが出てくるので、とうふの大好きなわたしは、とうふが食べたくなった、だけ。
北御門二郎が書いていたのだが、昔、朝日で「わたしの1冊」というアンケートをしたとき、海音寺はトルストイの「戦争と平和」をあげ、「この年まで生きてくると、人生にはそれほど楽しいことのないことがわかってくるが、この小説を読むことだけは楽しい。たった一つの至福とさえ言ってよい」と書いてあったそうだ。
湯豆腐で酒を飲む。これがまあ、拙者の至福の時かもしれぬ。