虎尾の会

幕末の草莽の志士清河八郎の会の名を盗用しています。主人は猫の尾も踏めません。

孟子よ出よ

2006-10-02 | 新聞・テレビから
安部首相は以前、吉田松陰が好きだった孟子の言葉といって、「一千万人といえどもわれいかん」の言葉を紹介し、自分の決意を示したけど、あの方には吉田松陰も孟子もあまり引用してほしくないと思う。だって、松陰も孟子も、自民党総裁とは何の接点もないではないか。

(企業の)成長なくして日本の将来なし、が現政権の方針だけど、孟子なら、民を苦しめて、何が成長か、ときっと言う。孟子は君よりも民を重視する人だ。また、戦略や策謀など小賢しいことはいわない。

「孟子」開巻の1ページがこうだ。王が孟子に言う。「遠くからきていただいた。国益(利)になることを話してくれますか」。孟子答える。「王、何ぞ必ずしも利をいわん。ただ、仁義あるのみ」。

仁義、人々への愛だ。この理想主義のために孟子は一千万人といえどもわれいかん、といった。人に笑われようと、孟子なら平然と外交についてなら、非武装中立とかいったかもしれないぞ(^^)。

今の時代、「孟子」はけっこう訴えてくるものがある。また、松陰が孟子を好んだのもわかる気がする。ちゃんと読んでみなくちゃ、と思っている。

画像は布袋寺と呼ばれる亀岡の養仙寺。

1週間の教育改革の新聞記事(朝日)

2006-10-02 | 新聞・テレビから
先週1週間は、教育改革についての記事をチェックした(「新聞よ」で書いた)。記事はひとつもなかった。でも、今日は久しぶりに出ていた。ウイークリー教育、と書いていたから、毎週月曜は教育について書いているのだろうか?(そんなはずはない。今まで見なかったと思うけど)。といっても、記者が、教育改革について書いているわけではない。

憲法改正とか大事な問題については最近の朝日がいつもやるように識者の意見を聞く、という形だ。安部氏の教育改革に批判的な人4人、賛成の人4人、中立をたもって(?)両方の意見を載せている。新聞社は報道機関であり、情報の媒体であり、意見を出すところではないようだ(だったら、社説もやめよ)。

記者も意見のない解説記事を書いているが、安部氏の教育再生の具体案を追いかけ、教育基本法改正についての解説は素通りしてしまっている。教育基本法改正については、もう成立するから、その後の具体的な教育再生のほうが大事だ、といいたげ。今、朝刊がどこにいったかわからないので、これは今朝読んだ印象だけで書いている。不正確かもしれない。とにかく、教育基本法改正を通してはいけない!
これは憲法改正の前哨戦だもの。

また、明日から記事が出るかどうかチェックしてみよう。

画像は丹波七福神の一つ神応寺の石仏庭園。

10月3日(火)・・・記述なし。ただし、政態・拝見というコラムに根本清樹という編集委員の「教育再生への一つの視点」という文あり。読んでもらえればわかるが、朝日の編集委員の質を知ることができてよかった。恥ずかしくないのか?根本氏。
10月4日(水)・・・記述なし。ただし、3日の国会質問の要約として、社民党日森文尋氏の質問を2行で紹介。記事のスペースは消しゴムほどの大きさ。
10月5日(木)・・・記述なし。ただし、焦点採録という代表質問の要約に社民福島氏の教育基本法改悪法案廃案と消しゴムほどのスペースで。
10月6日(金)・・・記述なし。
10月7日(土)・・・記述なし。
10月8日(日)・・・記述なし。

亀岡寺社めぐり

2006-10-02 | 日記
亀岡までは車で1時間以内なので行きやすい。
亀岡は光秀ゆかりの土地であり、神社仏閣も多い。車で神社仏閣のはしごをしてみた。

明智光秀の首塚がある谷性寺(こくしょうじ)、癌に効験あるといわれる稗田野神社、広く静かな庭園の中の龍潭寺(りょうたんじ)、布袋寺とよばれる養仙寺、コスモスと石仏のある神応寺、愛宕神社の総本宮ともいわれる愛宕神社、円山応挙ゆかりの寺金剛寺、西国観音霊場21番札所穴太寺(あなおじ)。

ここのブログは画像は1枚きりしか載せられないので、谷性寺の画像を。
初夏には境内は桔梗の花でいっぱいになるので、桔梗寺とも呼ばれる。
本尊は、不動明王。光秀は不動明王を崇敬していたらしい。
説明板によると、墓碑は、光秀の従者が建立し、首塚は、安政2年に光秀を慕う志士が残したものらしい。
だれだろう?

ほかの寺社の画像はまた別の機会に本文と関係なく載せることにしよう(^^)