らんかみち

童話から老話まで

都知事選に生きる希望を見いだして

2014年01月13日 | 暮らしの落とし穴
    
    

 土曜日の夜に催された賀詞交歓会に、お付き合いで出席した。酒を飲むのは嫌じゃないけど、お年寄りたちの中に入っていると、自分が若いってことに気づいて・・・・・・つうか、若い女の子たちに囲まれて飲むんだったら嬉しいんだが。
 写真はバイキングの一部だけど、酒を全く飲まない人たちが用意してくれた料理って、何か違うんだよなぁ。

 それはともかく晩餐の席で、とある先生の口から驚くべき話が出た。そのときの驚きといったら、最後の晩餐でイエス・キリストが「この中に私を裏切る者がいる」と弟子たちに告げたときの彼らの混乱ぶりが理解できそうなほどだった。
 ちなみにレオナルド・ダビンチの「最後の晩餐」は、まさにその瞬間を描いたといわれている。

 何が驚いたって、右側の王道を悠々と歩む先生と、左側を勇猛果敢に突っ走る先生が手を組んだというのだ。背景には特定秘密保護法という共通の敵の存在がうかがわれるけど、それだけであの二人が共闘するなんて納得できない。
 何でかな? とずっと考えていて、そうか県知事というもう一人の敵が二人を結びつけたんだ! と合点がいった。

 細川元首相と小泉元首相がタッグを組み、細川さんが東京都知事選に出馬するという。細川さんは陶芸家として世間に認められたんだから、芸術家として生涯を全うしたらって思うけど、お殿様だからね、庶民には理解できなくて当たり前か。
 にしても、原発という共通の敵だけで人は仲良くなれるんだぁ。都知事選はどんなことになるか予想できないけど、我々はおもしろい時代に生きているんだね。この世は生きるに値するよ。