らんかみち

童話から老話まで

福島県の酒で祈りをささげ

2012年03月10日 | 暮らしの落とし穴
 ■ーソンで福島県の酒を買った。福島県耶麻郡磐梯町といえば猪苗代湖のほとりらしいが、太平洋側ほどの震災には見舞われなかったようだ。もちろん津波には襲われなかったが、福島第1原発からそう遠くない。
 当地の放射線量が気になるなら、磐梯の名水仕込み「榮川(えいせん)」など買ったりしない。他にいくらでも日本酒はある。だけど、3.11の前夜ということなら自然な選択だと思った。

 明日はNPO事務所のブランドオープンだが、鎮魂の日であると胸に刻み、式次第の中に黙祷の時間を設けてみた。本来なら地震の起きた時間にすべきことだが、神棚に向かって祝詞をあげる前に、震災の犠牲者に祈りを捧げるべきなのかとも考える。
 といっても儀式のことは良く分からないので、神職にお任せした。問題は今夜眠りにつけるかどうかだが、黙祷の後、榮川をいただくことにする。