らんかみち

童話から老話まで

コミュニティーとの関わり方を再考する

2011年12月01日 | 暮らしの落とし穴
 お誘いのあった今月の旅行は全て辞退させていただきました。
 京都お寺巡り、仁和寺ほか2泊3日、35000円。これなんかは圧倒的な女性の数に、酒を飲みたいおっさんは肩身が狭かろうと思われます。
 ポニョの里、鞆の浦巡り、日帰り。費用は半額負担で良くリーズナブルではあるけど、愛煙家たちのタバコの煙にいぶされて苦しむこと必至。
 そして陶芸クラブのカニ食い放題、山陰日帰り。こちらの費用は全額クラブ持ちなので行かねば損をするけど、ぼくはカニが好きじゃないのです。

 とまあ、行ったことのある場所だからってのもあるけど、それぞれに理由があって断っております。家族三人分の食事を作っている現状で家を空けるのも難しいし。
 物理的な事情もあるけど、「朱に染まれば赤くなる」の言葉が警告するように、それぞれのコミュニティーからある程度の距離を保っておかないと、安易な方向に流されそうで怖いってのも理由の一つです。
 陶芸クラブなどは気のおけない人ばかりなので安楽ではあるけど、もしかしたら自分が一番嫌みな部員であり、気づかないだけで色々な嫉妬の対象になっているのかも知れないのです。

「君ぃ、君のこしらえた抹茶茶碗は薄すぎたので、土を足して分厚くして削ってあげたが、非常に時間がかかったがね」
 先日、中学生の作品を修正した削りかすで茶碗を手捻りでこしらえておいたところ、要釉斎先生が完成させてくれておりました。ほとんど修正の必要がないほど薄くこしらえ、残すところは高台削りのみとしておいたのに。
 中学生の作品はぁと……おお、やはり先生のお手が入っている。買ってきたような部分が手作り感あふれる仕上がりに……する必要があるのかなぁ?

 嫌みな人は誰一人としていないはずの陶芸クラブなのに本日は嫌み合戦でしたが、最後は丸く収まってなにより。クラブは残すところ2回となり、来週は忘年会をかね料芸クラブに扮してボタン鍋。そうです、ハンタさんにもらった猪肉がまだ残っておりまして、これをもって本年を締めくくります。そりゃあ卯の肉があれば……来年は辰年だからぁ、新年会はワニ料理かな。