らんかみち

童話から老話まで

春彩ランチに季節を教えられ

2011年03月31日 | 暮らしの落とし穴
 さまざまな意味で陶芸にうつつを抜かしておる場合じゃない気はするものの、クラブの会計という責任を果たすついでに自作の壺を削りました。



「うむ、いつもながら見事じゃ。君の作品には気品が感じられる。がしかし、老婆心ながら言うとじゃ、命中率の低い痰壺は危険じゃ」
 当クラブの安全保安員であらせられる要釉斎先生のおっしゃるには、口を広くしないと吐き捨てた痰が上手く壺に入らないで地べたを汚染すると。

「この蛸壺はぁ縦横の比がおかしいようながのう。もっとこう縦長が普通じゃ思うがのう……」
 こんどは別のお爺ちゃんが老婆心を披露してくれたんですが、これは蛸壺でも痰壺でもなく、花器として作ったつもり……ったく、どいつもこいつも人の作品で遊んでくれやがって。



 本日の昼飯は春彩ランチです。人体実験の名の下に「土筆の味付け油炒め、地元産。蕗の薹etc.のサラダ、庭で栽培。青梅のらっきょう酢漬、庭で栽培」をいただきました。
 土筆のスポットを知っているので採りに行こうと思っていた矢先で、実にタイムリーでした。蕗の薹はかなり濃厚な味だったので、同じく濃厚なブルーチーズドレッシングで相乗効果を期待したけど、狙った通りになったようです。
 最も驚いたのは青梅のらっきょう酢漬で、梅酒と梅干しの中間のような味わいが実にフルーティー! 小さい春を満喫したなり~。