らんかみち

童話から老話まで

流出ビデオを観て思う

2010年11月10日 | 社会
 ついに流出者が名乗り出たけど、本当にあの人なんだろうかって誰もが思っているんですよね。明日になってもう一人が名乗り出たらどんな事態に発展するんだろう、ますますこの事件から目が離せなくなってしまいました。

 Youtubeで流出ビデオを観たわけですが、漁船が当たってきたのは明らかだけど、窮鼠猫を噛むって雰囲気はあります。追い詰められて、おらぁ漁師を舐めるなよ! うちの島の漁師だってそれほどの気概は持ってます。じゃないと漁師はやってられんのでしょう。
 北方領土付近で日本漁船が拿捕されたりしてますが、「ここは元々日本の領土じゃ、日本人が漁をしてどこが悪い」って、北海道の漁師さんたちも活躍されているんじゃないでしょうか。

 それにしても巡視艇『みずき』って、すごいパワー持ってますね。当てられる直前からのフルパワーにしたときの推進力。ほとんどルースターテールと呼んでいいくらいの水しぶきを上げてるじゃないですか。
 調べてみると、みずきの最高速は35ノットといいますから、それに1,852をかけて時速に直すと、およそ65km/h。つまりモーターボート並みの早さを誇っているようです。
 だとしたらトロール漁船ごときに易々と当てられるなんてあり得ない。当てられるもんなら当ててみろ、と当てさせたと見るのが妥当でしょう。それくらい漁船に対して腹に据えかねる思いが募っていたのは想像できます。

 ネット上では流出者に対して同情的というより英雄扱いして、溜飲が下がったという論調が多く、ぼくもちょっと痛快だったりして。だから予算委員会で責任問題を追及しているのを見ると、もういいかげんにしておいたらどうなんかなと思う。野党側としちゃ、この機に乗じてポイントを上げる算段かも知れないけど、あんまりネチネチやっていると風向きが変わるよ。