らんかみち

童話から老話まで

格安宿泊プランのありか

2010年11月23日 | 暮らしの落とし穴
 来月は遠隔地の忘年会に二つ招かれていて、一件は現場がホテルなので造作はないんだけど、もう一件の宿を探して往生しました。いや、銭金言わんのなら現場付近のシティホテルに腰を据えたいのは山山なれど、がま口が許してくれんのです。

 ホテルの予約は楽天やじゃらんといった検索サイトを使い、会員にもなってポイントも貯めております。その居ながらにして全国の宿が探せる利便は否定しないけど、本当にリーズナブルな宿泊プランを探すことは、実はできないんです。たとえば遍路に特化した宿などは、ネットで検索するより遍路仲間からのクチコミを当てにすべきでしょうね。

 つれづれに思いを巡らしながら見つけた宿は、朝食込みで3000円! アウトバスらしいけど、ユニットバスよりもかえってゆったりと温まれるってもんです。がしかし、トイレが共同ってのはまずいよなぁ。ビールなど飲みながら夜中に何度もドタバタと出たり入ったりするのも気兼ねなもんです。それもだけど、何よりどんな部屋か冒険だしぃ。

 立地条件は当然ながら重要で、忘年会の後に徒歩20分かかるホテルは厳しい。現にこの前も飲み会の後で、徒歩20分の宿に到着するのに1時間も迷ってしまったのです。せめて徒歩10分、できれば現場から見えて5分くらいの距離がぼくには望ましい。それに翌日の行動に制約を受けるような場所だと、せっかく遠くの町に足を伸ばしたのに、何もできずに帰路につくなんてことになりかねません。

 帯に短し襷に長しだなぁと、市内のめぼしいホテルをしらみつぶしに当たっていて、ついに理想的なホテルを発見し予約しました。宿の検索サイトで当のホテルはすぐに見つかるんですが、格安の宿泊プランはホテル直接でないと検索できないんです。そらそうだ、ただでさえ儲からない上に、じゃらんや楽天にリベート抜かれたらたまったもんじゃなかろう。
 これはお勧めだなと、他のメンバーに伝えようと思って、いやまてよ、相手が女性だと、まるでホテルに誘っているみたいじゃないか! というわけでどこに泊まるかは内緒ということに。