らんかみち

童話から老話まで

まさか心霊現象では?

2007年08月31日 | 暮らしの落とし穴
 解明できない白い何モノかの存在はさて置き、他にも変な事は限りなく起きる。例えば、金魚を飼っているんだけど、ぼくが「窓際ではさぞ暑かろうな、お前たち」と言って、ダンボール紙の切れ端で影を作ってやったら、何時間か経つとそのダンボール紙が倒れている。何度やって同じ現象が起きるので、母の仕業に違いないと思ったのだが、母は知らないと言う。
 
 それだけではないのだ。他にも不可解な事案が頻発する。やたらとワン切り電話が鳴るが、電話番号は出ないし、長く鳴る電話に出たら商品の勧誘だ。
 
 名前を名乗らないお婆ちゃんからの電話が多くて難儀する。どなたか分からない人が、何かを玄関に置いて立ち去っていく。冷蔵庫に入れてあったはずのビールが無い(これは後にぼく自身の仕業と判明した)などと、もはや心霊現象としか考えられなくなったぼくなのだ。