らんかみち

童話から老話まで

中国製品に命を預けるな

2007年08月06日 | 暮らしの落とし穴
中国 車燃費検査で15.7%が不合格 444車種を生産停止(西日本新聞) - goo ニュース

 すごいな! だって不合格だった自動車会社だけで55社もあったって言うんだから、中国にはいったいどれだけ自動車会社があるんだろう。
 数年前から問題になった「日本YAMAHAとか日本HONDA」といった中国の似非ブランドのメーカーは、結局敗訴したり日本メーカーの子会社になったりしたけど、ああいった胡散臭いメーカーが中国には沢山あって、本当のところは中国政府も実態を把握し切れてないんじゃないでしょうか。

 それにしても、日本のバイクを真似て作った製品って、結構評価が高かったと言うではありませんか。なのに車の方はそう簡単にいかなかったのかな、と思って調べていくと、どうやら日本車をコピーするような中国のメーカーは、せいぜい20年前の日本車のエンジンをコピーできる程度の技術力らしいです。

 そりゃ無理だわな、バイクだったら燃費がどうのってうるさいことを言わないけど、四輪車となるとさすがに厳しいのでしょう。

 ならもっと、というか、何の規制も無いラジコンカーだったらどうなのかと言えば、やっぱり日本製のコピー商品が大量に出回ってます。ぼくも買ったことがありますが、日本製品のコピーと言うより、日本製をコピーした台湾製を、さらにコピーした中国製品、といった気がしました。

 このように中国の工業製品はまだまだ日本の20年前を追随しているに過ぎないようにみえますが、手工業の分野では日本をはるかに凌いでいるものもあります。その良い例がバイオリンで、日本製品の量産品のほとんどは中国製だといっても構わないでしょう。のみならず、本場イタリアのクレモナというラベルが貼ってあってあるものだって中国製品が多いのだそうです。

 そんな現状ですから、中国製品だからと言って何もかも毛嫌いすることはありません。しかし模型や楽器ならいざ知らず、ただ安いからといって車のように命を預けるものに中国製品を選ぶのは、もうあと10年は待った方が賢明なのかもしれませんね。