9時間の長丁場である本焼きに備え、おにぎりを握ってお弁当としました。弁当なんかコンビニで買えば良いし、ローソンのおにぎりは好きなんですが、朝の9時を過ぎないと入れ替え前の品をつかむ羽目にも……。
にしてもうちの電気釜は、窯のテフロンがはげてきているんです。買い換えようと調べたことがあって、サンヨーの「おどり炊き」と銘打った圧力釜の人気が高いのだとか。テストしている動画を見たら、ガチャコンガチャコン、シュッポシュッポと、蒸気機関車みたいなパフォーマンスを披露してくれてました。
「お前、そこまでせんと米が炊けんのか」と、思わず画面に毒づいたくらいのオーバーアクションなんですよ。でもその原理が、圧力鍋の圧力を急激に抜き、米がびっくりして踊る隙を突いて炊き上げる、と聞いて納得。
電気釜の話の続きは後日に譲るとして、本日は灯油窯で泥の本焚きです。
「君ぃ、泥などと呼ぶんじゃない、粘土と呼びたまえ!」
陶芸クラブの言うこと聞かん者であらせられる要釉斎先生に聞かれると怒られそうですが、要は土でできた作品を焼き締め、釉薬というガラス質でコーティングするのが本焼きの目的です。1250℃まで昇温すると煙突が赤くなり、初めて見る人は怖いくらいの迫力がありますよ。
その窯(命名、カマドン)を一人ぼっちでお守りしないといけません。ちょっと目を離すとサボってくれるやつなんです。サボるくらいならまだしも、発作でも起こされたらかなわんので、付きっ切りの人身御供にされるようなもの。だったら童話を書きながら、と思ってパソコンを持って行ったまでは良かったけど、カマドンのやつ、ぼくの言うことをなかなか聞いてくれません。
カマドン使いとしての資質が問われる中、よっぽど先輩諸氏に救援を仰ごうかとも考えたけど、独り焚きも3回目なので甘えは許されなんだろうと、自力でなんとかしました。
予定通り夕方5時にカマドンを眠りにつかせたものの、童話が書けなかったばかりか、焼成もなんか失敗したっぽい。急激に温度を上げてしまったり、不完全燃焼で温度が下がったりと、暴れる猛獣に、粘土ならぬ手を焼いてしまいました。窯開きする明後日の朝が怖い。
にしてもうちの電気釜は、窯のテフロンがはげてきているんです。買い換えようと調べたことがあって、サンヨーの「おどり炊き」と銘打った圧力釜の人気が高いのだとか。テストしている動画を見たら、ガチャコンガチャコン、シュッポシュッポと、蒸気機関車みたいなパフォーマンスを披露してくれてました。
「お前、そこまでせんと米が炊けんのか」と、思わず画面に毒づいたくらいのオーバーアクションなんですよ。でもその原理が、圧力鍋の圧力を急激に抜き、米がびっくりして踊る隙を突いて炊き上げる、と聞いて納得。
電気釜の話の続きは後日に譲るとして、本日は灯油窯で泥の本焚きです。
「君ぃ、泥などと呼ぶんじゃない、粘土と呼びたまえ!」
陶芸クラブの言うこと聞かん者であらせられる要釉斎先生に聞かれると怒られそうですが、要は土でできた作品を焼き締め、釉薬というガラス質でコーティングするのが本焼きの目的です。1250℃まで昇温すると煙突が赤くなり、初めて見る人は怖いくらいの迫力がありますよ。
その窯(命名、カマドン)を一人ぼっちでお守りしないといけません。ちょっと目を離すとサボってくれるやつなんです。サボるくらいならまだしも、発作でも起こされたらかなわんので、付きっ切りの人身御供にされるようなもの。だったら童話を書きながら、と思ってパソコンを持って行ったまでは良かったけど、カマドンのやつ、ぼくの言うことをなかなか聞いてくれません。

カマドン使いとしての資質が問われる中、よっぽど先輩諸氏に救援を仰ごうかとも考えたけど、独り焚きも3回目なので甘えは許されなんだろうと、自力でなんとかしました。
予定通り夕方5時にカマドンを眠りにつかせたものの、童話が書けなかったばかりか、焼成もなんか失敗したっぽい。急激に温度を上げてしまったり、不完全燃焼で温度が下がったりと、暴れる猛獣に、粘土ならぬ手を焼いてしまいました。窯開きする明後日の朝が怖い。