M馬日記(元、日曜レーサー)

塩噴きじいさんの独り言
※2011年11月をもって一時停止
 (再開未定)

仮面の告白

2010年02月01日 | Weblog
1月は練習会にも参加せず自宅に完全に引きこもっていました。

日頃の練習内容をWWにOPENにすることで怠けを防止することを目的として始めたこの
ブログ。これが基本ですが日々、心に写りゆくよしなし事も「つぶやき」として記録してい
ることは皆様ご承知のとおり。これが時に誤解を含め、誰かを傷つけることもあるため内容
については相応の注意を払っているところもあります。

が、それを差し引いても”書く”ということは、どうしても著者の思考・思想/価値観をさ
らけだすことになるとても恥ずかしい行為であることには変わりなく、だから予防線を自己
防衛として張ることになるわけで、「ズボンは脱ぐけどパンツまでは脱がない」というとこ
ろが正直な気持ち。

会ったことも話したこともない方々に向けて永久に電脳空間を漂流しつづけることになる
可能性がある媒体を使って自分について語ることは匿名であったとしても極めて抵抗がある
反面、せっかくお越しいただいている皆様には”ある程度まで”は正直にお話しなければ
という想いもあり、最近、更新停滞することについて”それなりに”状況についてご説明
をしたいと思います。それが今日になったのは月替わりのスタートである、ということを
図らずも意識したようなところもあるわけですが(ま、形式から入る傾向が極めて強いも
ので)、ま、そおいうことです。


2008年10月24日に鬱病になりました。
医師の診断は「適応障害」というものでしたが幸いにして対応が早かったので、鬱特有の
重篤な症状に陥ることもなく、かなり軽い部類を底とすることができました。約3ヶ月の
静養を経て制限付ではあるものの復帰することができました。

復帰してから今日までは本当にいろいろなことがありましたがこの病気は、

  ●回復はするが完治はすることはない

ということを身にしみて感じています。
誰しも器を持っています。その器の大きさは人それぞれですが、器の下には蛇口があり、
上から流れ込むストレスを排出するようにできています。サザエさん症候群でありながら
月曜日に会社に行くことが出来る人は、かろうじて器からストレスが溢れることなく、うま
く排出が出来ている人達です。そんな人達は器からストレスが溢れても数日休むことで
ストレスの流入をなくすか、蛇口を大きくして排出量を増量させればストレス水位も適正値
まで下げることができます。

鬱はこれをうまくコントロールできなくなる事だと思いがちですけどそうではありません。
鬱の人は量に関係なく、器自体が壊れるのです。ひとたび壊れた器は薬の力を借りた自己
気力により再び接着することができ見た目にはもとの器と同じように見えます。しかし、
それは”ひび”が入っているのですからとても脆弱になっていて、今までは簡単に入れる
ことができた軽度のストレスでさえ、流れ落ちた場所(接合部分)によっては直ぐに壊れて
しまうのです。

完治とは、器が完全に元通りになること
回復とは、器を元通りに復元すること

だから治ったと思い常に前向きに進もうとしても、ほんの些細なことで再び亀裂が深くな
り、またそのひびをパテ埋めすることを繰り返すことになるのです。また、元気なころは
器の上限なんて気にも止めないくらい蛇口の排出量が多かったのですが、鬱から回復する
ということは、自己リミッターが意識的に働くことになるのです。ですから無理をしない
というより別の角度からは”逃げている”ように見えてしまうのです。本人もこれでは
いけないと自覚はするのですがどうしようもないのです。

本当に”打たれ弱く”なりました。
厚顔無礼の身の程知らずで人知れた私ですが、今ではそれがウソのようです。
ということでなかなか自分をコントロールできずに生活全体に影響が出ています。私より
家人にどれほど迷惑をかけているか。本当に苦しめていると思います。

自転車は趣味。
やはり生活が安定しないとどうしても”やる気”になれません。
昨今の経済情勢から私も微妙な位置に立たされています。しかしながら今の仕事が本当に
好きで選んだものならば、少々のことで苦しむことはなく逆に必死に努力すでしょうが、
いかんせん、生業として選択しただけのもの。芯となるものがない以上、とても苦しい。
それに会社が殺生与奪権を有するサラリーマンとなれば自分で選べるのはひとつしかなく、
だからこそ悶々とするデススパイラル。

なんとか持ち直したい2月。
その気持ちでのブログUpでございます。
コメント (3)
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