M馬日記(元、日曜レーサー)

塩噴きじいさんの独り言
※2011年11月をもって一時停止
 (再開未定)

頑張れ!

2008年11月04日 | Weblog
あと5日で沖縄です。
今年も昨年同様にレースには参加しません。そもそも今の私のような状態の者が
沖縄に参戦すると言う事自体が恐れ多いことです。今はどうなのか?よくわかり
ませんが私にとっては沖縄とはホビーレースの最高峰です。そして参加するには
資格が必要であると思っています。人それぞれの考え方があるでしょうけど沖縄
のステータスは今も昔もそのままにそれを貶めることがないような自覚をもって
望んでいただきたいと思います。

今年、沖縄に参戦するかたにはそれぞれの「想い」があり、そのために1年努力
されてきたと思います。仕事、家庭、練習とのバランスで苦しみ、預かり知らぬ
ところでの職場異動や意志をもった転職、人生の転機。何かを得るために何かを
犠牲にしてきた1年だったでしょう。理想を言えば心にゆとりをもって自分が納得
することを自然体で取り組むことが出来ればいい。しかしこの日本においてはその
恩恵を享受出来る人は本当に限られた人であり、大部分の人が苦しみ藻掻き、限ら
れた時間・空間・理念の中で精一杯の努力をして何とかその枠を広げようとし、ま
た密度を濃くすることに工夫を凝らしてきたでしょう。

仕事で疲労した身体。しかし練習を休むことへの恐怖心。自尊心とのせめぎ合い。
「今を生きるために」「全力を尽くす」気づいた以上やるべき、やらねばならぬ
また、このために引き替えにしてきた様々な有形無形のもの。だからこそ、それに
応えねばならぬ。いつしか趣味は生きる目的となっているかも知れません。


沖縄のゴールを切るときはじめて皆さんはその想いに応えたか?わかるはずです。
想いは重く、遠く、尊く、あなたの努力の結晶でないとそれは昇華しないのです。

何気ないどこにでもある片側2車線のアスファルトロード。
でも11月9日にはその道は参加者の想いをのせた世界に1つの神聖な場所とな
るのです。そこでしか苦しみ抜いたあの”想い””感謝の気持ち”は成し遂げら
れないのではないでしょうか。


今年、私は3つのレースを観るために沖縄に行きます。
3人それぞれの”想い”がどおいう形で昇華できるのか?それを見届けたい。
またその手助けをしたい。そして私自身のために私は沖縄に行かねばなりません。

明日に向かって再び歩き出すために、私は10年来の友を普久川の関門で
何時間でもいつまでも待ちます。彼の”想い”に応えるために・・・。
コメント
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