2009年4月26日のことはすでに書いたが、その前後もすこしずつギャラリーをまわっている。
というか、23日は体調不良で寝ていたので、挽回しなくてはならなかったのだ。
24日は市民ギャラリー(日陽展、北海道墨人展、北翔展)と写真ライブラリー、時計台ギャラリー。
25日は時計台ギャラリー(2回目)、ウエストフォー、Vaasäのアトリエ(äは、aにウムラウト。ワ . . . 本文を読む
全国的な団体公募展のなかでは、知名度と歴史では日展とならんで指折りの二科展です。道内では、春陽や自由美術、美術文化などがマメに支部展をつづけてきていますが、二科も21世紀に入った年から、大同ギャラリーで毎春、支部展をひらいています。(絵画のみ)
出品者は、園田郁夫、田中睦子、熊谷邦子、柴崎康男、飯田由美子、大築笙子、新井千鶴子、北田弘美、沢田和子、山田美代子、三浦ミツエ、中田登、小林優子の . . . 本文を読む
人間のようなクマや猫、あるいは少女たちが心あたたまる世界を繰り広げる独特の版画で知られる札幌の関川さん(童画展会員、全道展会員)による、蔵書票など小さい作品を中心にした展覧会。
蔵書票なので「本モノ展」という名がついているのでしょう。
知ってる人の名前が書いてあったりして、思わずニヤリ。
小さなカレンダーや、手づくりの豆本もありました。
関川さんは、道新文化センターで「オリジナル豆本」 . . . 本文を読む
(承前)
岩見沢生まれ、札幌育ちで、新制作派協会(現・新制作協会)の創設に参画した彫刻家、山内壮夫(やまのうち・たけお)の野外彫刻を紹介するシリーズの続きです。
さて、札幌の中島公園には、北側正面の「森の歌」のほかにも、山内壮夫の野外彫刻が4点あります。
場所は、公園のちょうどまんなかあたり。
道立文学館のすぐ西側にある広場の、散策路に沿って設置されています。
「希望」などで、大 . . . 本文を読む
昨年5月暮れにオープンし、岩見沢中心市街地をアートで活性化させようとがんばってきた「90°(キュウマル)」が、この4月から、ギャラリーカフェに衣替えし、その第1弾企画として「七人の童話」を開いています。
出品しているのは
内海眞治(浮浪工房・砂川 陶・ガラス)
吉成洋子(千の花・幌加内 ステンドガラス)
吉成翔子(岩見沢 鉄)
久守夕子(札幌 モザイクタイル)
坂田真理子(吉兆窯・札幌 . . . 本文を読む
訃報です。
函館在住の彫刻家で、全道展会員の小川誠さんが25日死去しました。47歳でした。
小川さんは大分県出身。
2001年、東京藝大講師から道教大函館校助教授に転じ、道教大の芸術コースが岩見沢校に集約されるまでのあいだ、彫刻を教えてきました。
同年、全道展でいきなり協会賞(最高賞)を受賞。
曲線を生かしてやさしくデフォルメした母子像などが、見る人の心をいやしてきました。「和」をテ . . . 本文を読む
4月下旬なのに、こんなに雪が積もるなんて!
…と思っていたが、十勝管内中札内村や大樹町では30-40センチも積もったらしい。
降雪じゃなくて、積雪ですよ。
いくら道東とはいえ、やりすぎだろう、これは。
(27日追記。北海道新聞によると、中札内55センチ、大樹42センチ、渡島の七飯と森で33センチ、北見25センチとのことらしい。森なんて、真冬でも雪はそんなに積もらないのだが)
先のエ . . . 本文を読む
札幌で四月に雪が降るのは、さほど珍しくないですが、下旬で、ここまで積もるのは、ちょっと記憶にありません。
同じ北海道でも、道北や道東なら、よくありますけど…
これから、ギャラリー回りです。 . . . 本文を読む
惜しまれながら製造中止になってしまったポラロイドフィルムによる写真展。
フィルム存続に向けた署名活動もつづけられていますが、店頭での入手はきびしいようです。
ワタナベさんも、手元にあるのを使い切ればおしまいで、ポラロイドフィルムの写真展はこれが最後-という思いで、今回の個展をひらいたようです。
ブログには
私の気持ち的には、ちょっぴり切ない展示でもありますが、
今までありがとう!という気 . . . 本文を読む
-ニューヨークでの1ヶ月間の軌跡-という副題を持つ個展。
「絵画の場合」展などで発表を重ね、海外でも活動している安藤さんだが、意外にも札幌での個展は初めてだ。
北海道美術ネットの表紙にも引用した、個展の概要。
エスエアアワード受賞により、今年の2月、NY(ニューヨーク)に滞在し、IAM ENCOUNTERという3日間のアートカンファレンスで作品を制作し発表してきました。会場にベッドを設 . . . 本文を読む
太い筆を使って文字を書く墨象の団体。札幌墨象会と異なり、1文字作品が大半です。
また、今回だけの特徴かもしれませんが、墨の潤渇を駆使した作品がほとんどなく、たっぷり黒々とした作品ばかりなのも特徴だと思います。
めずらしいのは樋口雅山房さん(札幌)「一休禅師狂雲集より」。三双六曲の屏風仕立ての行書です。この展覧会では異例の作です。
照井心磊さん(旭川)「真如」は、右方向への余韻を漂わせてい . . . 本文を読む
札幌圏の大学の枠を超えた恒例の合同写真展。
毎回少しずつ参加校が変わっていて、ことしは札幌学院大、札医大、札幌国際大、藤女子大、道教大札幌校、北星学園大、酪農学園大の7校だった。
今回は、合同企画のようなものがまったくない。
それぞれの作品が並んでいるだけだ。
ただし、それを物足りないとみるか、個々の作品が充実しているのでべつにかまわないとみるかは、意見のわかれるところかもしれない。
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団体公募展では作品が多すぎて疲れるが、教室展などでは物足りないという人にはぴったりの規模の展覧会-と、筆者はよく書いてきました。たしかに、ふらっと立ち寄って絵を見るにはおあつらえ向きといえそうですが、この何年かで道展会員が逝去するなどして、少しずつさびしくなっているのは否定できないと思います。
今年は、第1展示室に油彩、第2展示室に水彩・日本画・工芸と、すっきりした構成になりました。ただ、工 . . . 本文を読む