(取材していながらアップできていなかったエントリを、徐々に順次アップしていきます。アップが遅れたことを深くおわびいたします)
2008年4月15日(火)-20日(日)10:30-18:30(最終日-17:00)
さいとうギャラリー(中央区南1西3、ラ・ガレリア5階 地図B)
(追記)
越智紀久張さんは、愛媛県宇和島出身の画家である。
より良い風景を求めているうち北海道にたどり着き、ある日、厚田(現石狩市厚田区)の、日本海を望む丘の上で、自分が探し求めていたのはこの風景だったのだ-と、天啓のように感じて、その地にアトリエを建てたという。
筆者の知る越智さんは、団体公募展には所属してはいなかった。
作品発表の場としては西日本の百貨店での個展が最も多く、道内ではほとんど個展を開いていない。
ただ、決して北海道の画壇を遠ざけていたわけではなく、道内の代表的画家が毎年開いていた「具象の新世紀展」などには参加していた。
今回は、還暦を機に故郷へ帰るにあたり「北海道の皆さんへの感謝を込めて」開いた個展だった。
筆者は越智さんの絵が好きだった。
彼の作品ほどに、見て気持ちが和み、落ち着く絵は少ないと思う。
越智さんは点描技法を用いて風景を描いていたが、それは技法を際だたせるためではなく、丸い筆跡が、穏やかで緩やかなリズムを生むために採られたものだったのだと思う。
(そんなに好きならなぜもっと早くこのエントリをアップしなかったのか-と言われそうだが、かえって思いの丈をたくさんつづろうとして後回しになってしまうというのが、筆者には非常に多いパターンなのです。申し訳ありません)
最後の数年間は、道内の風景のほか、欧洲の古城もモティーフにしていた。
緑の筆触が生むやさしいリズムが、画面全体を非常にやわらかいものに仕上げていた。
■第2回具象の新世紀展(画像なし、2003年)
■第1回具象の新世紀展(画像なし、2002年)
2008年4月15日(火)-20日(日)10:30-18:30(最終日-17:00)
さいとうギャラリー(中央区南1西3、ラ・ガレリア5階 地図B)
(追記)
越智紀久張さんは、愛媛県宇和島出身の画家である。
より良い風景を求めているうち北海道にたどり着き、ある日、厚田(現石狩市厚田区)の、日本海を望む丘の上で、自分が探し求めていたのはこの風景だったのだ-と、天啓のように感じて、その地にアトリエを建てたという。
筆者の知る越智さんは、団体公募展には所属してはいなかった。
作品発表の場としては西日本の百貨店での個展が最も多く、道内ではほとんど個展を開いていない。
ただ、決して北海道の画壇を遠ざけていたわけではなく、道内の代表的画家が毎年開いていた「具象の新世紀展」などには参加していた。
今回は、還暦を機に故郷へ帰るにあたり「北海道の皆さんへの感謝を込めて」開いた個展だった。
筆者は越智さんの絵が好きだった。
彼の作品ほどに、見て気持ちが和み、落ち着く絵は少ないと思う。
越智さんは点描技法を用いて風景を描いていたが、それは技法を際だたせるためではなく、丸い筆跡が、穏やかで緩やかなリズムを生むために採られたものだったのだと思う。
(そんなに好きならなぜもっと早くこのエントリをアップしなかったのか-と言われそうだが、かえって思いの丈をたくさんつづろうとして後回しになってしまうというのが、筆者には非常に多いパターンなのです。申し訳ありません)
最後の数年間は、道内の風景のほか、欧洲の古城もモティーフにしていた。
緑の筆触が生むやさしいリズムが、画面全体を非常にやわらかいものに仕上げていた。
■第2回具象の新世紀展(画像なし、2003年)
■第1回具象の新世紀展(画像なし、2002年)
強いタッチで迫ってくるような絵も好きですが、緑のお城?作品は、本当に心が和みますね。
きれいな色です。
また見たいなあ。