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2016年7月18~19日は7カ所(続き) 北見→帯広→札幌

2016年07月26日 07時26分00秒 | つれづれ日録
承前

 予定より30分ほど遅れて午後9時半ごろ、北見市留辺蘂町の「ポン湯」こと北見温泉三光荘にチェックインした。

 日帰り入浴には何度も訪れているが、泊まるのは初めてだ。

 ここの温泉は非常にシンプル。
 42度ほどの浴槽と、もう少し水温の低い浴槽の二つがあるだけ。
 露天風呂もサウナも、泡や薬草などの風呂もない。
 お湯も透明無臭で、硫黄臭など際立った特徴がない。

 にもかかわらず、というか、だからこそというべきか、良い温泉なのだ。

 とくにぬるい方の浴槽は、ぬるいからいつまでも入っていることができる。

 奇をてらったところのまったくない温泉。
 それがポン湯だ。

 筆者は、ブログの更新作業などのあと、風呂に入ったが、週始め前日の夜遅くということもあり、1時間近くたった一人で風呂に浸かるという、非常に得難い体験をした。
 生まれてこのかた、これほど「あずましい」思いをしたこともない。

 なお、建物は古く、部屋にバストイレはなかったが、掃除は行き届いており、Wi-Fiの電波も飛んでいた。


 翌朝は雨だった。

 北見市街に戻り、ガソリンスタンドに寄り、再び遊木民族へ。
 きのう見落とした作品があったためだ。

 10:30頃、札幌に向けて出発。
 帰路も帯広経由である。

 前項で書いたとおり、この日は祝日の翌日で、どの美術館もおやすみなのだが、帯広市民ギャラリーで開催中の平原社展(十勝地方の団体公募展)は見られることを知り、急きょ立ち寄ることにしたのだ。

 ただし、前日のように、道路地図をじっくり見て裏道を研究する元気がなく、足寄町芽登から国道に出てからは、ひたすら国道を南下し続けた。
 しかし、案の定というか、国道は、安全運転の私よりもさらにのろのろと走る、十勝の人がステアリングを握っているとは信じがたい車も走っていて、やっぱり時間のロスなのであった。

 帯広では平原社展を見て、長崎屋でインデアンカレーを食っただけ。
 時間があったら、FLOWMOTION にも寄りたかったのだけど…。

 平原社展は、絵画の会員に、全道展や新道展、道展の会員が大勢おり、版画や彫刻、工芸、日本画の作品もあり、地方の展覧会とは信じがたい高水準だった。

 あとは、帯広音更インターチェンジから道東道に乗って、ひたすら帰るのみ。
 2日で800キロを超す距離を走る久しぶりのドライブで、さすがに疲れた。

 今度はもう少しゆっくり温泉に入り、いろんな人と話ができたらいいな、と思う。
 (この項終わり) 


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